「また来たんですかミザエルさん」
「何だ、その態度は、この私がわざわざ出向いて」
「出向く先が私のところという点に必要性を見出せないんですがそれは」
「(こいつ……)」
「何しに来たんですか」
「貴様と交尾をしに来た」
「えっ」
「人間というものは愚かだ。交尾による快楽で相手を好きになってしまうのだろう、全くどうしようもなく知力に欠けた生物だ。しかし案ずる事はない。貴様のその愚か極まりない性質は今から私が建設的に利用してやろう。
 どうした、喜べ。貴様は今から私に快楽によって好意を抱くのだ。これ程嬉しい事はないだろうが」
「嬉しくないです!仮にもミザエルさんとそういうことしたいなんてひとつも思ってないですし!やめてください!やめてください!」
「ふん、無駄な抵抗をするのだな、貴様は本当に愚かで救いようがないな」
「救いようがなくていいのでこの手をどけてください!出られません!」
「何故どける必要がある」
「えっ、あっ、う……えっと……あの」
「どうした、うん?もう終わりか、全く貴様の考える事は理解し難いな、最初から大人しく私との行為を受け入れればいいものを。」
 
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