06 悠真とメガネくん
「拍手ありがとうございます。『あんたがたどこさ』主人公の悠真です」
「どうもー。『傍観者』主人公のメガネです」
悠「今回もまただらっとしゃべっていきまーす」
眼「おー」
悠「あ、そうそうめがね君。バレンタインどぎゃんだっ…」
眼「ノーコメントです」
悠「え、なんでけい…」
眼「ノーコメント、です」
悠「…はい」
眼「……はぁ。…で?そっちはどうだったの」
悠「俺?言いよったごつ友チョコ交換したよ」
眼「そっちじゃなく。先輩とやらにはやったの」
悠「え?先輩?あー、チョコはたくさん貰っとらすけんきつかどて思ってからチョコば隠し味に使ったカレー夕食に持ってった」
眼「…カレーか」
悠「うん。持って行く時溢すかてハラハラしたね」
眼「そー」
悠「…なんか反応鈍かね」
眼「んー。…なぁ、そういや悠真、その先輩に手作りのもん食う時気を付けろって言ってたらしいけど」
悠「あれ?なんで知っとっと」
眼「まあそれは置いといて。んで、悠真は先輩さんに手作り料理、作って食べさせてるよな」
悠「あ、ほんとだ。…うわぁ」
眼「どした」
悠「いや別に毒とか仕込む気ないけど、何偉そうなこと言ってんだというかおこがましいこと言っちゃったなぁと」
眼「そうきたか」
悠「どういけと」
眼「自分のは安心して食べろーとか他の人のは食べないでーとか?そんな感じ?」
悠「え?なんで?」
眼「…まぁ、普通そうだよね。ごめん、なんでもない」
悠「うーん?……あれ?めがね君、耳ん後ろんとこなんか赤…いだっ」
眼「……あんにゃろう」
悠「ちょ、痛…って何!?恐いよ!」
眼「…ムシ刺されだムシ刺され。気にすんな」
悠「わかった!わかったけん睨まんで!」
眼「……見えない所って俺の見えない所かよ…」
悠「なんか今日めがね君恐かとばってん…」
眼「何」
悠「そろそろ時間だよって!」
眼「あぁ…」
悠「…はぁ。んじゃ、そんなわけで?」
悠+眼「拍手ありがとうございましたー」
top