42 悠真と
「拍手ありがとうございます!『あんたがたどこさ』主人公の悠真と」
「同じく『あんたがたどこさ』で生徒会長をしている緒方です。拍手、ありがとうございます」
悠「前回はめがね君達二人でやったので、今回は俺達二人でお送りさせていただきます」
会「よろしくお願いします」
悠「ちょっと前まで年明けだと思っとったのに(思っていたのに)あっという間に3月ですね」
会「行く、逃げる、去る。と言うように1月から3月までの期間は本当に時が経つのが早いな」
悠「早すぎて間に合わず、結局先月は狸本編更新しきらん(できなかった)でしたね……」
会「……だったな」
悠「て言うか俺等出るの、バレンタイン企画以来ですよ」
会「バレンタイン……」
悠「と、言えば今月はホワイトデーですね」
会「そう、だな……」
悠「企画で頂いた方には言ってたみたいに更新でお返しさせていただくとして……って今あんまりできてないから本当に申し訳無いんですけどマジ頑張ってー。あー、俺は後友達に返したり返されたりですかね」
会「…………」
悠「先輩は学園でも沢山貰ってますし、大変ですね」
会「いや、流石に一々返していたらキリが無いから物を贈ったりはしてない」
悠「あー、ですよねぇ。一人一人渡して回ってたら金銭的にもとんでもないですし。……色々次元が違うなぁ」
会「……身内相手には、一応渡す、が」
悠「身内……あ。俺も隊長さんから貰いました。ちゃんと返さないと」
会「……貰ったのか?」
悠「はい。お返し奮発してね、とか言われて何か凄くキラキラした感じの物貰っちゃったんですけど。何ば贈れば良かとかなぁ(何を贈れば良いのかなぁ)……」
会「彼奴……」
悠「うん?んー……ん。ひょっとして、先輩は貰っとらんと(貰ってないん)ですか?」
会「……彼奴から貰った事は無いな」
悠「……あれ?」
会「……何も返さなくて良いぞ」
悠「えっ。いや、流石にそういう訳には……」
会「じゃあ、適当にクッキーかマシュマロでもくれてやれ」
悠「…………」
会「どうした?」
悠「いえ、その。何でそのチョイス何だろうっても思ったとですけど……。マシュマロって先輩の口から聞くの不思議な感じが……や、何でも無いです。すみません」
会「…………」
悠「えーっと、えーっと……っ。あ。藤澤君達とかは?」
会「……兄の方はたまに寄越してきていたが。今年はやらんとだけ言いに来たな」
悠「あれ?じゃあ、お母さんとか?」
会「……今年はお前からしか、貰ってないな」
悠「えっ。そうなんですか?」
会「……あぁ」
悠「へー……あ。三倍返しとか言っちゃいましたけど、冗談ですからね。てかマジでお返しとか良いですから」
会「そういう訳にはいかないんだろう。……何が欲しい?
悠「あー……。いや、そんな別に。飴とか……マシュマロとか。本当に適当で、良いです」
会「……よりによってその二択か」
悠「え?何かいかん(駄目)でしたか?」
会「いや……悪くは、ない」
悠「あ、あの、例えばってだけで、何でも良いですからね?高価でなければ……っ」
会「ちょっと……考えておく」
悠「そんな悩まなくて良いですって!……俺は、構ってもらえればそれで」
会「……ん?」
悠「や、何でん、なかです(何でも、無いです)」
会「何か言ったよな?」
悠「えっと……、あ。時間。時間です。メッチャ過ぎとります(過ぎてます)」
会「…………」
悠「あ、挨拶しましょうっ」
会「…………はぁ。まぁ良い。とびきり上質な物を探すか」
悠「止めてくださいっ。ちょ、マジじゃなか(ない)ですよね……」
会「ほら、挨拶」
悠「あぁぁああ……」
悠+会「拍手ありがとうございました(!)」
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