36 悠真とメガネくんと
「拍手ありがとうございます。『傍観者』主人公のメガネと」
「『あんたがたどこさ』主人公の悠真です。お久し振りです。拍手ありがとうございます」
眼「今回はちょっと人多目に駄弁っていきます」
悠「よろしくお願いしま〜す」
眼「さて、話に入る前に。何かすげぇ久し振りだな」
悠「だね。うっかり寝込んじゃってごめんね。大変だった？」
眼「別に。精々ちょっとめんどーな人を相手にめんどーな観客付きでめんどーな話したくらいだよ」
悠「あー……。ごめん」
眼「まぁ面倒だったのはそれくらいだからマジでもう別に良いんだけど。前回はあっちの人が大変っぽかったぞ」
悠「あっち？」
副「どーもー。前回に引き続き副総長でーす。そろそろお話まざってもい〜い？」
悠「……大変そう？」
眼「そっちじゃなくてあっち」
会「…………」
悠「あ、先輩……って、何か疲れてます？」
会「いや……大丈夫だ」
副「え〜？ナニナニ〜？疲れてんの〜？お仕事とか大変なんだね〜」
眼「疲れの大本の原因が何シレッとぶっかましてんですか」
悠「本当に大丈夫ですか？……無理はしないでくださいね」
会「あぁ、ありがとう。それよりお前の方が大丈夫か？病み上がりなんだからキツくなったら言えよ」
悠「大丈夫です。先輩のお陰で元気になりましたから」
会「そうか。だがお前はそう言って直ぐ無茶をするからな。呉々も、気を付けるように、な」
悠「あはは……。はーい」
副「……ねー。なんか二人の世界になってるってゆーか、ウチの付き合ってるはずなそーちょー達よりラブラブっぽくない？」
眼「ぽいってかそーですよね」
副「大変だ！負けてられないよ！こうなったらオレらももっとラブラブしなきゃ！」
眼「アイツ等にさせるとかじゃないんですか。てか対抗意識燃やしてどうすんですか」
副「えー。だってくやしーじゃん」
眼「……駄弁るって言ってたのに会話にすらならなそうですね。今回は諦めて締めますか」
悠「えっ。もう終わると？」
眼「終わるよ。時間も来てるし」
悠「えっと……。何か、ごめん。ちゃんと話にかたらんで(参加しなくて)」
眼「いーからいーから。帰って思うままイチャイチャしてくれ」
悠「は、え？何、」
眼「はいはい。それではー」
悠「えぇー……」
「拍手ありがとうございました(〜)」
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