31 悠真とメガネと副委員長
「拍手ありがとうございます。『傍観者』主人公のメガネと」
「『あんたがたどこさ』主人公の悠真です。ありがとうございます」
眼「今回からは皆さんから頂いたご意見を元にゲストを加えたり交代したりで進行させていただきます」
悠「今回は俺達プラスゲストです。どうぞ楽しんでいってください」
悠「さて、今回のゲストは、」
「どーもー!久しぶりな人もはじめましてな人もこんにちは!」
眼「……どちら様で」
悠「『あんたがたどこさ』出演、風紀副委員長の絹山先輩です」
眼「……副総長さんとか会長さんが来るかと思ってた」
悠「えっと、一番最初に来たリクエストだったっていうのと、何気に2票入ったからという事でトップバッターになってもらいました」
眼「バッターっつーより変化球……」
絹「まぁ、なんかよく分かってないけどお呼ばれしちゃったからには色々お話しさせてもらっちゃうね」
眼「はぁ。まぁ、よろしくお願いします」
絹「うんうん、よろしくね。早速だけどキミ、吉里くんとどんな関係?二人っきりでわざわざ毎月会ってるって……、キャッ」
眼「……はい?」
悠「……あー。絹山先輩、ちょっと特殊な趣味を持ってまして」
絹「ぶっちゃけていいって聞いたからザックリ言うけど僕、腐男子っていうので男の子同士の恋愛見るの好きなんだよね」
眼「それは……だいぶ物好きですね」
悠「……話始めっと長かけん、覚悟して」
眼「……マジで何で呼んだし」
絹「山奥の完全寮生な男子校で風紀委員という役得なポジションで下級生達の甘酸っぱい恋から同級生の焦れったい恋、上級生の切ない恋や先生方の大人な恋などなどそれはもう楽しく美味しくいただかせてもらってます!」
眼「……そうなんですか」
絹「そんな中、吉里くんもなにやら秘密の先輩とやらとイイ感じっぽい話聞いたのにこんなトコで男の子と会ってるなんて……」
眼「……はぁ」
絹「浮気ものも嫌いじゃないけどやっぱダメだよー!」
悠「いえ、色んな意味でそういうのではないので」
眼「あー、俺恋人いますんでそういう疑い持つのはちょっと遠慮お願いします」
悠「えっ!?そうな、……んですか?」
絹「ありゃ、そーなの?じゃあ妄想だけってのもしないがいいかなぁ」
悠「……恋人の有無に限らずあまりされない方が良いとも思います……」
絹「えー?んー、じゃあ相手男の子だったりしない〜?とかくらいの質問は、」
眼「そうですよ」
悠「え」
絹「えっ!!ほんっ、ぶ、」
「はーい。時間切れでーす」
悠「あれ、東雲君」
眼「あー、風紀の相方?」
東「はい。既に字数ぶっちぎってるんで副委員長回収に来ました」
絹「えぇっ!?待って!今すごくいいとこ、」
東「はーい撤収撤収ー」
絹「いやーー!!」
悠「…………」
眼「……嵐みたいだったな」
悠「うん……、ごめんね。……ところで恋人って、」
眼「では時間という事で」
悠「やっぱりスルーかー……」
悠+眼「拍手ありがとうございました!」
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