15 悠真とメガネくん

「こんにちはー。拍手ありがとうございます。『傍観者』主人公のメガネとー」

「『あんたがたどこさ』主人公の悠真です。こんにちはー」

眼「今回もだらだらとお喋りでーす。変わらんな」

悠「うーん。いい加減どぎゃんかせにゃんかねぇ(どうにかしなきゃかなぁ)」





眼「11月、一気に肌寒くなってまいりましたね」

悠「朝がまうごつひゆっね(すんごく冷えるね)。布団から出たくなかです」

眼「そんなことでとうとう炬燵が登場…おい、潜んなこたつむり」

悠「えっ、いかんと(駄目なの)?」

眼「話途中だろうがよ」

悠「あー…、ごめん。寒かけんつい…」

眼「はぁ…。まぁいーけど」

悠「よっと。さて、なんば話す?11月の行事は…」

眼「待て」

悠「え?」

眼「下手に行事について話すと大概ネタにされる。だからすんな」

悠「…そぎゃん嫌だったとね」

眼「嫌だね」

悠「そんなキッパリ…!…うーんー、じゃあ久し振りに裏話でもする?」

眼「何かあるっけ」

悠「えーっと…。イメージカラーの話とか?」

眼「イメージカラー?背景の色の事?」

悠「そうそう。俺んとこが緑でめがね君とこが青ね」

眼「それがどうした」

悠「それ決める時の理由とばってん、めがね君のとこのお話は屋上の場面多かったいね(多いんだよね)?」

眼「…あー、それで空の青にしたって事?」

悠「だってさ」

眼「ふーん。で?悠真んとこは?」

悠「俺のとこのタイトルさ、手鞠歌の『せんば小狸』から来とるとよ」

眼「言ってたな」

悠「うん。それを頭に置いといた上で質問です。赤いキツネときたら?」

眼「緑の……マジで?」

悠「…っていうのはこの前気付いた事で、本当は単に山ん中の学校の話だけんてたい(だからってさ)」

眼「………お前ってさぁ」

悠「うん?」

眼「たまに色々突拍子ないよな」

悠「えぇっ?そう…かな」

眼「善良そうな顔しといて…」

悠「うぉ。なんかすげぇ悪そうなイメージ持たれよらん?」

眼「持ってんだよ」

悠「あちゃー…?」

眼「疑問系か。…悪いっていうよりは変、って感じだけどな」

悠「それもよくはないよね。変かー…」

眼「安心しろ。変ってイメージは割りと始めから持ってたから」

悠「何に安心しろと?ちょっと冗談ゆうただけでここまで言われるとは…」

眼「…まぁちょっとは気が済んだかな」

悠「ただの腹いせだった!」

眼「ほれ。時間ですよ。挨拶挨拶」

悠「誤魔化すっていうか流されよる…。……いっか、もう。はい、じゃあ気を取り直して!」



悠+眼「拍手ありがとうございました!」





短編

2012.11.02〜12.01



top



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -