11 悠真とメガネくん
「拍手どーもありがとうございまーす。『傍観者』主人公のメガネと」
「『あんたがたどこさ』主人公の悠真です」
眼「暑さに挫けずのんびりいきまーす」
悠「いぇーい」
眼「早いもんでもう七月だね」
悠「早かね〜。そして暑かねー」
眼「計画停電とかどーなるんだろ」
悠「さー?熱中症に気を付けにゃんね」
眼「ね。それで七月なわけだけど」
悠「うん」
眼「なんか予定とかあんの?」
悠「予定?遊ぶ?」
眼「そーそー。学び子は夏休み突入な時期なわけだし」
悠「あー、プールでん祭りでん夏は色々あるもんね。そして宿題の山、と」
眼「そこは忘れとけ」
悠「忘れたら地獄ばい。祭りかー。地元んとには行けんだろばってん遊びたかねー。焼きイカ箸巻き焼きとうもろこしにかき氷」
眼「食いもんばっかだな」
悠「あ、それで思い出した。実家からスイカもろとったんだった。食べよー」
眼「おー。これまた夏だね」
悠「冷蔵庫で冷やしとりましたー」
眼「…………」
悠「?どぎゃんかした?」
眼「なんで赤いとこだけタッパーにブロック状で詰められてんの?」
悠「え?なんかおかしかね?」
眼「いや、スイカってなんかこう、皮付いて三角なイメージが…」
悠「あー。地元ん方だと皮は漬もんにするけん最初に切って取っとくったいね」
眼「……漬物?」
悠「うん」
眼「皮を?」
悠「うん。……ってなんその顔」
眼「いや、お前、皮って」
悠「あ、ガワの固いとこは食わんよ」
眼「そりゃよかった。けどさー…」
悠「んー。スイカって赤いとこは甘いけど実質瓜じゃん。『西瓜』って書くし」
眼「……あー」
悠「キュウリとかと一緒一緒」
眼「あー…?」
悠「なんなら食うてみる?」
眼「いや、いいや」
悠「そう。まぁ、気にせずスイカ食べなっせ」
眼「んー。あー、食べるのに楽っちゃあ楽だな。これ」
悠「ねー」
眼「ぐだってきたことだし終わるかー」
悠「へーい」
悠+眼「拍手ありがとうございました!」
2012.07.01〜08.01
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