「………総司」 「なぁにはじめ君。先に言っとくけど揚げは譲らないよ?」 「心配しなくても俺には自分の弁当がある」 「そ?それならいいけど」 「いやそうゆうことではなくてだな−… ガラッ 「さっみぃいいいぃいッ総司お湯まだ残ってる?」 「あ−…微妙。何食べるの?」 「じゃじゃ−んっスープ春雨柚子ぽん酢味!」 「チョイスが女子だね」 「とか言いつつ食べてみたいんだろ俺にはわかっている。あ、それ揚げちょ−だい」 「絶対やだ。なんで一番美味しいとこ平助にあげなきゃなんないの」 「けち−。あ、お湯あんじゃん足りる足りる」 「ほんと?一口ちょ−だい」 「なんだよお前やっぱり食べたいだけじゃん」 「ばれたか。ほら、スープあげるから」 「しかたねぇなぁ。ちゃんと混ぜろよ」 「…あ、美味しい」 「だろっ!?」 「ていうかはじめ君さっきからどうしたの」 「え、はじめ君も食べたいの?仕方ないなぁ」 「平助今日はえらいご機嫌だね」 「え、そう?」 「だから俺は何故学校に電気ポットがあるのかと聞いている」 なんだそれは (なにって、電気ぽっと) (いやだから何故高校の教室に電気ポットが、) (はじめ君確か紅茶好きだよね) (………) (食後のあったかい紅茶はいかが?) (………………いただこう) ((よしきた)) 寒くなってきましたね。 なんだかんだで流されるはじめ君が好きです。 |