君ー燈に詩うー

焦っていませんか。苦しくないですか。
頑張り過ぎて疲れてしまってはいませんか。
後悔だって、幾つでもしたのかもしれない。
強くて優しい君の心の機微に、気付いてあげられたなら。そうしたい。と、思うほどに、君が見えない。
そのことが少しだけさみしくてかなしい。
笑いたくない時に笑わなくて済む場所に。
泣きたい時に泣ける場所に、わたしはいつかなれますか。
そのやわらかな心の置き場所に。
帰り着く場所に、わたしはいつかなれますか。
今も変わらない。大人になっていく君が好き。
君が、昨日の君自身を愛しく想える日々の欠片になりたい。
明日に夢を見させてくれた。おはようとおやすみを言ってくれた。
ありがとうもごめんねも全部、君がわたしにくれたもの。
今日からの君とまた手を繋いで歩くこと。拙いわたしを許してくれること。足りないわたしを選んでくれること。
ごめんねとありがとう。
おはようと、おやすみ。

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