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「なぁ、ジューダス」

「何だ」

「ジューダスはリオンだったんだよな?」

「……何が言いたい」

「おっと、そんなに睨むなって。
 さっきのエルレインが見せたあの夢で気になってな…」

「…気になったこと?」

「ああ、スタンさん達を助けるために最後に言ったことだ。」

「…なれなれしくて図々しい奴が大ッ嫌いだ?」

「いや、その前その前」

「その前…?」

《坊ちゃん坊ちゃん、多分ルーティの弟って言ったところじゃないでしょうか?》

「…僕がルーティの弟ってことか。
 最後じゃないじゃないか」

「ああ、お前がルーティさんの弟ならカイルの叔父さんってことになるよな」

《ぶっ!!》

「……」

  ドゴッ(シャルを壁にぶつけた音)

《ぐぴょ!!!?》

「……あれはリオンであって僕ではない」

「いやいや、あの夢をみてるってことは本人じゃん。
 自分でも認めただろ?」

「…月閃光!!」

「ぐぉ!!!?」

「ふんっ、雑魚が」

「ロニー!!ジューダスー!!」




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