the name of a disease is lovesickness
「さ、とーくん……っ、」
午前2時。
いつもは爆睡しているであろう真夜中に、俺は布団にすら入れていなかった。
理由は簡単で、相馬が風邪で寝込んでいるからだ。
「どうした?」
「んんっ……水……」
「ちょっと待ってろ」
顔を真っ赤にさせて息を荒くしている相馬が、か細い声で呟く。
流石に自分では動けないだろうから代わりに取りに行き、なるべく刺激しないように優しく渡してやる。
「ほれ」
「ん……ありがと」
ゆっくりと起き上がろうとする相馬に見かねた俺は、ベッドサイドの机にペットボトルを置いて相馬の背中に手を添える。
そしてそのまま抱き起こした。
「……さとーくん?」
熱の所為でちゃんと頭が働いていないのか、何が何だかわかっていない相馬を横目に俺はペットボトルに手を伸ばす。
片手でキャップを外すと一口含んだ。
「……相馬」
「ん……? っん、」
小さく名前を呼んで此方に顔を向かせると、そのまま口付けた。
自分の口から相馬の口へと水を移動させ、飲み込ませるように奥へと押し込む。
「ん、っ……」
「っ、」
こくり、と小さな音をたてて飲み込んだのを確認し離そうとしたが、熱の所為かいつも以上に熱い相馬の舌に目眩がした。
そして無意識に舌を絡ませる。
「んんっ、ん……ぁ」
「っん、」
息が続かなくなったのか、弱く俺の服の袖を掴んでくる相馬に名残惜しさを感じながらもゆっくりと熱い舌を解放した。
「ふぁ、あ……」
「……」
さっきのキスと熱で息を荒くし、ぼんやりと視点が合っていない相馬の顔が写る。
赤くなった頬、上気した息使い、涙で潤んだ瞳、緩く服の袖を掴む指。
……汗でしっとりとした藍色。
その全てが、綺麗だと心中で呟いた。
「……さとーくん」
一時そんな相馬に見とれていれば、ふと声が掛かる。
見れば、相馬が優しく笑っていた。
「ん?」
「……ありがと」
大好きだよ
綺麗に、可愛く笑った相馬はそのままゆっくりと瞼を閉じた。
暫くすると、安定した寝息が聞こえる。
俺は無意識に口元が緩んだ。
「お休み」
そして愛しい恋人の頭を撫で、優しいキスを送った。
本当に病気なのは
(俺の方かも知れない)
タイトル訳:病名は恋煩い
本当に合ってるかは調べないでね☆
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ここから先は、の梓様への相互お礼文です\(^o^)/
甘……なのか?;
途中若干危ない場面がちらほらありますが、まぁ、その……気にすんな☆((フライパン
風邪って受け側がひいても攻め側がひいても美味しいですよね^p^えへへ
なんかgdgdになってしまいましたが、こんなのでよければお受け取り下さい!
リテイクはいつでも受け付けますですよ!!
相互ありがとうございました(*´д`*)