発情バカップル乙!!
ぴちゃぴちゃと淫猥な水音が響く。
顔を真っ赤にした相馬が左腕で必死に顔を隠しているがお構いなしに、俺は右手の中指と薬指の間にゆっくり舌を這わせた。
「ね…もう…、やめてよぉ……ッ…。」
すり、布切れの音。相馬がもじもじと両腿を擦り合わせズボンが擦れた音だ。
「…手を舐められただけで立ったのか?…まだ少ししか舐めてねぇだろ」
「少し処かもうずーっとべろべろべろべろ舐めてるだろ!なんなんだよ手ばっかりさぁ!」
「何って相馬のちいせぇトコ舐めてんだよ」
「………えぇ…?」
そういえば、と呟き相馬が思い出している。
無理矢理ベッドに押し倒され手を舐め回されている現在より前、俺の家に来るよりも前、ワグナリアで言っていた台詞。
(ええと、確か佐藤君は、「手とここ以外にも小せぇ所がないか隅々まで探してやるよ」っていいながらおれの乳首を…)
「………。」
…つまり。
「まさか…おれの身体を…小さいトコロを探すからって理由で手みたいにべろべろ舐め回すつもりなの…?」
「当たり前だ。」
「なにが当たり前なの!?そんなのヤだ!!おれ恥ずか死んじゃうやめて!!」
「ダメだ、ちいせぇトコロ全部見る。んで、全部舐める。」
「やだやだぁ…っ佐藤君のばか…!」
本気で嫌がりベッドの上でじたばたと暴れる相馬を押さえ、ぬるりと舌先で爪をなぞる。ぴくんと跳ねた手が逃げたがり少し引かれたがはむりと軽く歯を立てそれを咎めた。
「まずは…ピンクの爪だろ」
中指の爪のつるつるした表面を舌先で撫でる。そのまま上へと舌を滑らせて、たどり着いた手の甲へちゅっと口付けた。
「…爪と同じく手もちいせぇよな」
ひらべったくて白いそこに何度か口付けながら相馬を見下ろすと、頬を真っ赤にしながらぽやっとした顔をした相馬が潤む瞳で俺を見つめていた。……どうやら見とれているらしい。俺に。
「さ、佐藤君かっこいい…」
「そりゃどーも、」
例えるならば、騎士が忠誠を誓い手の甲へ口付けるような、そんな気分だった。実際は性欲と飢えにまみれていて、そんな綺麗なものに例えるべきではないのだろうけれど。
「ぁ…っ」
手から顔を離し、そっと胸元までシャツをたくし上げる。露になった乳首は期待か、外気の寒さか、既につんと立ち上がっていた。
「赤くてかわいい乳首…」
「ん…、ぅぁ、…!!」
ざらりと舐め上げ、ちゅっと吸い上げる。それだけで相馬はぴくんと肩を揺らし甘く喘いだ。柔らかな乳輪を舌でくるりとなぞり、もう片方は爪先でかりかりと引っ掻き回す。
「ぁ、んゃ……ひぅッ…、ぁっ」
胸の刺激だけできゅっと眉を寄せ切なげに喘ぐ様がえろくてたまらない。
ゆっくりズボンと下着を下ろしながら、つぅ、と舌が肋骨を滑り降り臍のカタチを確かめ、更に下へ下へと降りていく。
既に立ち上がり先走りで濡れている先端をぺろりと軽く舐め上げてやり、そこで一旦舌を引っ込めた。
「………相馬の「ちょっと待って。そこ小さいって言ったらおれ流石にキレるからね。」
「…………じゃあ、言わねぇ」
「“じゃあ”って何さ!?言いたかったの!?小さいって言いたかったの!?
そりゃ佐藤君のに比べるとおれのなんてミジンコみたく小さく見えるけどね!?」
「おい、そんなに自分を罵るな」
「…でもさぁ…でもさぁ…っ!!」
「……分かったから、ムキになんな。それと泣くな。」
……相馬がいろいろ大暴走して舐めるどころじゃなくなった…。
身を起こし相馬を抱きしめ背を撫でてやるが相馬はまだまだ止まらない。
「そりゃ…佐藤君のは、おれのより大きいし、形だってかっこいいし、硬いし…」
「あー…、ありがとう…?」
「恋人が名器ってのはそりゃ、誇り高いけどっ…おれだって……、お…おとこ…!」
「落ち着け」
…このままだとこいつ、泣き疲れて寝てしまうかもしれない。…それはダメだ。いまここでやめたら辛い。主に俺の下半身が。
「…大丈夫だ相馬。お前のもれっきとした名器だぞ?」
「うぅ…、…ホント?」
「あぁ、見てな?」
もう一度相馬の身をベッドに横たえさせ、性器に顔を寄せる。あむりと奥まで咥えてぢゅっと吸い上げると驚いたような高い悲鳴が上がった。
「…ほれ、くわえやすい。俺だけの名器だろ。」
「それ言外に小さいって…」
「言ってねー。」
実際に言うほど小さくないそこをちゅぷちゅぷと口で愛撫しながら後孔にゆっくり中指を差し入れ前立腺を擦る。すると相馬はぴくんと身体を揺らして気持ち良さそうに喘ぎ始めた。
…よし、とりあえずごまかす事には成功したらしい。
指を増やしていきながら十分慣らした後、期待にいやらしくひくつくそこへ己の性器を宛がった。
「チカラ抜いてろ…」
「ぅぁ…ッ!」
少しずつ俺が、相馬の体内へ、入っ、ていく。
全て入りきってから、時折前立腺を掠めてやりながらゆっくりゆっくり律動を始める。
「ひゃッやァ…、そこ…っんや!」
「あぁ…そういや、ここもちいせぇよな。小さくて狭くて、でも気持ちよくなるとまるで食い付くみたいに締め付けてきて…ッ」
「あぁッ…、や、あぅ、…さ…っと、…く…」
徐々に余裕がなくなっていく俺と比例して段々と早くなっていく律動、抜き差しする度ぢゅぽぢゅぽといやらしい音が響く。下着を引っ掛けたままの白い足が突き上げに合わせてゆらゆら揺れるのが凄くエロい。
ちゅく、と耳に舌を差し込み何度も舐める。耳の穴と下の穴をぐちゅぐちゅと同時に犯せば、甘い声を上げながら震える相馬が背に腕を回し爪を立てながらしがみついてきた。
「あぁ…やっぱり、小猫みたいでかわいい、」
「ぅぁっ!あぁッ…あっ…」
「なあ、折角だからにゃーって言えよ。」
耳の代わりに今度は唇を舐める。乱れた呼吸を繰り返し半分開いている唇の端から端までつぅ、と舌を這わせた。
「んんッ…な、にがっ折角なのさ…ッていうか舐めすぎだよぅ…っ」
「…全部舐めるっつったろ。」
「や…、おれ別に、口なん、て…小さくないよ…ッん」
「いや、ただ俺が舐めたかっただけだ。」
「さとう、くんっ、てば、じぶんかって…!」
「なんとでも、」
ラストスパートをかけ、奥まで強く強く突き上げる。その度に相馬が快楽混じりの高い悲鳴を上げていた。
「やだ…ぁ…ッあ…も、イく…イっ…ちゃぅ…!」
「っん、…イけよ、そー…ま、」
ずっと放っていた性器を握り込みめちゃくちゃに扱いてやれば、ぎり、と強く強く爪を立て相馬がしがみついてきて、一層高い声を上げ果てた。
「ん、…ぅ……っ」
「ひぁ…ッ!あつ…ぃ…、さと…っ、ぁ、……」
相馬の体内に全てを出し切り、ずるりと萎えた性器を引き抜く。快楽の余韻にひくひくと収縮しているそこからとろりと白い精液が零れた。
「………相馬、風呂行くか」
「ん…、……ん…?」
未だ余韻にひくついている後孔にそっと指を這わせて、俺は、相馬にとっては死刑宣告にも近い言葉を、言い放った。
「風呂で精液掻き出すついでにここ舐める。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥はぁぁ!?
ちょっと待ってよ佐藤君意味わからないよ!?」
「だから最初に言っただろうが。『ちいせぇトコロ舐める』って」
「ッ…………!!!」
まさに絶句。そんな顔した相馬を抱え上げ、俺は上機嫌で風呂場へと向かうのだった。
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嘘つきぴあにすとの碧威要様よりフリリク小説です!
うおおおおおおおおおっ!
バカップルさとそまうおおおおおおおおおっ((
バカップルやリア充は滅びろと唱えますがさとそまは別! 早く結婚しろ!!
可愛い相馬さんをありがとうございました!