+Clap Thanks+



いきなりですが、相馬が小さくなりました。





垂れた目、常に緩くつり上がっている口元、海のそれにもよく似た――深い蒼色の髪。
いつも見ているはずのその光景が、今日は少し違っていた。


「……相馬?」

「いきなり疑問系?」


今、俺の前にいる"相馬"は、いつもの"相馬"ではなく……。


「……なんでお前、小さくなってんだ」


小学生くらいだろうか。俺の腰にも満たないその身長は、見るからに子供だと主張しているようで。本人も少し煩わしそうに首を上に向けていた。
勿論、いつも目にする相馬はこんなに小さくない。


「俺が訊きたいよ」


首が疲れたのか、俺の方へ向けていた視線を逸らしてベッドへとダイブした。
枕に顔を埋めて足をバタバタと動かすと、更に子供らしさは増すワケで。


「まぁ、取り敢えず着替えたらどうだ?」


何分いきなり小さくなった為、服は元の大きさのまま。と言うことは今の姿の相馬には大き過ぎるワケであり、実際手足が隠れるならまだしも見るからにサイズが合っていなかった。
枕から顔をずらしてこちらに向いた相馬は、何か言いたそうな表情をするがすぐ視線を逸らして反対を向いて。


「服、ないもん」


……後で子供服を買いに行かなくては、なんて暢気に思った。





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小さくなっちゃった相馬さんシリーズ第1弾。
続くかも知れないし、続かないかも知れない。
それにしても2人とも冷静だ……。




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(*´д`*)



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