すたすか | ナノ



※会話文のみ


「ねえ今度さ、四人でカラオケ行かない?」

「月子それいいな!前はよく三人で行ったけど、今回は羊もなまえもいるしね」

「え、私も強制なの」

「カラオケ?わあ僕すごく楽しみだよ!」

「どうせ羊はへったくそなんだろー」

「哉太にだけは言われたくないなあ。どうせ哉太は音痴ってやつなんだろ?」

「んなわけねーだろ!」

「それよりまずお前らは私の美声に聞きほれるね」

「美声?俺が?嬉しいこと言ってくれるなあなまえは」

「えっなんで錫也?いや中の人は美声だけど!」

「中の人とか言うなよ…」

「なまえのほうが案外音痴なんじゃない?哉太」

「なまえ歌のテストのとき『お腹いたいから』とか言って保健室行ってたしなあ?羊」

「お、お前ら…私の歌をきけえっ」

「それは不知火会長に言った方がいいんじゃ」

「月子、それ以上言うな」

「へっ残念だが美声で俺にかなうやつはいねーぜ!」

「美声は月子が一番だと思うけど、二番目は僕だよ!」

「よし、じゃあ点数で勝負ね!誰が一番いい点数をとるかで!」

「臨むところだ!」

「あ、でも哉太はテストの点数でいい点を取ってからだね」

「それはなまえもだろ!」

「残念だがお前よりはいいわ!」

「優勝者は錫也のお弁当にしようよ」

「月子それいい!僕、絶対がんばる!」

「こりゃ大変だな…」

「っていうかさ、羊って日本の歌とか歌えんの?」

「あ、それ俺も思ったー」

「当たり前だよ!なまえ、哉太!僕だって日本にいたんだから」

「ははは、羊はたくさん勉強してるもんな」

「どんぐりころころでしょ、君が代でしょ、こぎつねこんこんに…」

「「「「…」」」」

「えっ待って何この空気。僕何かおかしいこと言った?」

「いや…」

「待って錫也何でそんなに哀れそうな目をしてるの」

「…羊って、何年生だっけ」

「え、なまえ、どうしたの?高校二年生だよ?僕皆と同い年だよ?」

「どんぐりころころ…ぶ」

「…哉太口元を必死で隠してるけど笑ってるのバレてるよ涙目だよ」

「…私羊くんの歌ってるの見るの見てみたいな!」

「月子…!やっぱり僕のことを理解してくれてるのは月子しかいない!!」



その後、カラオケですごい美声で童謡を歌う羊を見て必死に皆は笑いを堪えました。




◎「童謡を歌う羊ってどうよう?」ってギャグどうですか

ちなみに声優ネタ混じってます