Day Break





闇夜に耳を塞いでた
月星(ひかり)すら弱々しく
何も無い世界に
あたしひとり

静寂の中で聞こえる
密やかな声
聞きたくない言葉(こえ)が流れる

あたしは涙を落とす
闇色を映して
跳ねる音に脅えてた

闇夜に耳を塞いでた
月星(ひかり)すら儚げで
静寂の音の世界(なか)
だれもいない

幾期(いくとき)の中で聞こえる
姿無き声
いつも肩を抱いて震えてた

あたしは知らなかった
闇色の中にある
光があなただって事に
黎明に気付かなかった
あたしが見ていなかった
光の世界に
満ちた暖笑(こえ)

もう
ひとりじゃぁない









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