一回積んでしまったんだけれども、最近読み直してあ、これいい!いいね!ってなった話。
家臣が忠直を人間扱いしてくれないから、忠直も家臣を人間扱いしないっていう。
私は登場人物が恥を掻かされる話が辛くてすごく苦手なんですが、菊池寛はここの書き方がうまくて、
恥をかかされたという怒りと、今までの自分の人生はすべて回りの人に欺かれていたのではないかという孤独を一片に味合わされた忠直にすごく感情移入してしまって悲しくなりました。
そこまでは、忠直もわがままやんちゃボーイといった感じで、あ〜家臣の人大変そう・・・・・・。でも、散々持ち上げられてわがままし放題に育てられた忠直も哀れでもある・・・・・・っていう風に読んでいたんですが、家臣の陰口を聞いてしまった忠直が余りに落ち込んでいて心が忠直寄りに持っていかれてしまいました。
そこまで? そこまで落ち込まなくてもいいんじゃない?っていう悲しみっぷりで見ていていたたまれなかった。

(途中)
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