※微妙に事後です。苦手な方注意!
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溶け合いたいなんて、ダメですか?

















































行為が終わって、気がつけば十代さんは意識を失うように眠っていた。

「(無理をさせてしまっただろうか…)」

十代さんの頬に残る涙のあとをそっと指の腹で撫でる。何度か撫でても起きる様子はなく、やはり無理をさせてしまったのだなと少し後悔する。
優しくしたい、そう思ってはいるのだが途中から歯止めがきかなくなって十代さんが辛そうにしても止めることが出来ない。
意外と自分は即物的な人間だったのだなと苦笑を浮かべる。
十代さんの頬から髪へと手を移し、梳くように撫でた。
それでも起きる様子のない十代さんの耳元に顔を近付ける。

「溶け合いたいなんて、ダメですか?」

囁くように小さく呟くが答えは返ってこない。
何もかも一つになって溶け合いたい。そんな思いが自分のなかにある。
だからこんな風に十代さんの身体に負担をかけてしまうのかもしれない。
十代さんの頬を一度撫で、髪に口付けを落とした。



END



title:確かに恋だった
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