「おい、なまえ」 「どうしたの、海馬くん」 急に屋上に来いと言われついてきたのはいいんだけど……海馬くんが何も喋ってくれません。休んだ分のプリントでも借りにきたのかと思ったんだけど。海馬くんなら遊戯くんとか城之内くんには借りそうにないもの。だからせっかくプリント持ってきてあげたのに。 「その……なんだ、」 「……?」 変な海馬くん。もしかして休んでたのって風邪引いてたからなのかな?顔が少し赤い気がする。まだ熱があるとしたらこんな外にいたら悪化しちゃうよ。 「………ふ、ふぅん」 「大丈夫、海馬くん?」 そっと海馬くんのおでこに手を乗せてみる。 やっぱり、熱い。 「か、海馬くん!」 「れれれ冷静になれ!何をしている!」 「だって、熱!」 「ふ、ふぅん。俺は仕事が忙しいのだ。貴様に付き合っている暇などない!帰るぞ!」 ▲しゃちょうのカイバはにげだした! 好きな子にプレゼントを渡したい海馬くん 純情編 (呼び出したの海馬くんだよね?) |