「なまえっ!」



いつもは滅多に学校に来ないはずの海馬くんが勢いよくドアを開け教室に乱入してきた。私服は針金コートなのに制服はきちんと着るのよね、この人。何か不思議。ああ、そんなこと考えてる場合じゃない。



「どうしたの、海馬くん?珍しいね。学校に来るなんて」


「ふぅん!これを受け取れぇっ!」




投げられたアタッシュケースが床を滑って物凄い速さで自分に向かってくる。え、ちょっ!?無理無理無理無理!そんな弾丸跳ね返すようなアタッシュケースを投げないで!



「ぎゃぁぁぁぁぁ!」



間一髪で避けたがアタッシュケースが当たった壁は凹んでいる。威力高過ぎ。もう武器の域。だから投げるの止めて。



「これ……」


「その中には貴様のために作らせたマンションの権利書が入っている!貴様にくれてやるわ!」



「…………………」







好きな子にプレゼントする海馬くん 俺様編
(あ、ちょっ、満足気に帰らないで!)

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