俺がいつものようにモクバの部屋に入ると、そこには知らない女がいた。誰だこいつは。 「は、初めまして…みょうじなまえと申します」 「……………ふぅん」 「あの………え、えっと」 「……………」 どうしよう。怖い。本当にモクバ君のお兄さんなんだよね? 「……………」 「に、兄さま?うわっ!」 無言でガッとモクバを掴んで社長室に向かった。全速前進だ! 「待って!何するの、兄さま!」 本当に海馬はモクバを抱えて全力で部屋から出て行った。もちろん勝ち誇ったように高笑いをしながら。 「モ、モクバくん!!」 ▲どうやらモクバはかくりされたようだ! モクバが彼女を連れてきたヨ! 無言編 (わ、私はどうすればいいの!?) |