目に毒
R18古キョン-捏造:子有り
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「では、行ってきますね」
「行ってらっしゃい、一樹」
「パパー、行ってらっしゃい」
朝、俺の作った弁当をもって仕事にいく、古泉一樹。
彼は俺の、夫だ。
男同士で結婚しているのかと問われれば、勿論Yes。
俺も一樹もれっきとした男だ。
ついてるものはついてるし、ないものは無い。
そしてもう1つ。
聞きたいことはこれだろう。





―――何故、子供がいるのか。





養子というやつをご存じだろう。
アレだ。
兎に角、一樹にそっくりで可愛い俺の息子は血こそ繋がっていないが、俺達二人の子供なのである。




「ねぇ、ママ」
「どうした、隼人?」
「僕ねぇ、ママの事大好きっ」
うわぁぁぁっ、可愛い!!!
ニッコリスマイルは一樹と変わらないのだが。
純粋なこの子だと、可愛くて仕方がない。
しかも、大好きだって!!
「俺も隼人の事、好きだぞー?」
たまらずに抱き締めて頬づりをしていたら、玄関のインターフォンが鳴った。
誰だろうと開けてみれば、一樹。
「……仕事は?」
「僕としたことが……今日は祝日で休みだったのを思い出したんですよ」
溜息をついて、俺に抱きついてくる。
朝からなんと、お疲れさまです。
「まったくもって……」
「まぁ、いいじゃねーか。ゆっくり出来て」
不意に一樹がニッコリと笑う。
あぁ、嫌な予感がする。
「では、寝室に行きましょう?」
やっぱりなのか……。
半ば、諦めたように俺は重い足取りで寝室に向かう。瞬間、隼人が俺に抱きついてきた。
「隼人……?」
「ママー、行かないで」
「隼人、キョンくんを困らせるな」
「嫌っ!!パパばっかりずるいっ、ママー」
だだをこねる隼人。
その様子は天使の如く、可愛い。
「分かった、分かった。皆で一緒に寝ればいいだろ?」
そんな天使に騙された。
ついつい一緒に寝るという約束をしてしまった。
気づいた時にはもう、遅い。
一樹が凄く悲しそうな顔をしている。
嗚呼、やはり朝から盛る気だったのか……。
「やったぁ!!!」
かくして、俺と一樹のタブルベッドに隼人が真ん中に入り、一緒に寝ることになった。
「ママの髪、綺麗」
隼人の後ろから、凄い殺気を感じる。
子供にまで妬くんじゃない。
浮気などしないから。
安心しろ。
しかしながら、布団の中で繋がれた手に力が込められて来ている。
「一樹、手痛い」
「あぁ、すみません」
瞬間に力が緩む。
すると、俺の髪をいじっていたハズの隼人から寝息が聞こえてきた。
「可愛い寝顔だよな……お前、そっくり」
「僕はこんな顔をして寝ているのですか?」
「いや、これにたっぷりドSさを含んだら…」
「酷いですね」
クスクス笑って、隼人と一樹の位置が変わる。
「キョンくん」
「あ?………ん」
急に深く口付けられた。
舌が入り込んできて、歯茎やあぎをなぞられる。
「ふ……んぅ」
隼人が寝ているのも忘れて、一樹のキスを堪能してしまった。
そのお陰で、その次はお決まりのコースなのだが。
この時、隼人から規則的な呼吸が聞こえなくなっていたに気づかなかったのは不覚だと思う。






「ぁ……い…つ、きっ」
「ここですか?」
がつがつと前立腺を擦られ、背筋に電流が走る。
「や……ぁ!!、そこ……らめ…ぇっ」
ビクビクと意思とは関係なく、身体が跳ねる。
「こい…ずみ…っ、イクぅ…!!」
「っ、一緒に…イキましょうね…?」
ズンッと奥深くをつかれ、俺は腰を浮かせ、仰け反りながら、達した。
と、同時に中に吐き出される大量の熱。
俺たちは同時に果て、そのまま眠りについた。






―――――――

「パパたち全然気づかないんだもん、撮り放題だったね」
隼人の手に握られているのはビデオカメラ。
流れているのは先程の濡れ場シーン。
「卑猥だなぁ……」
顔を紅潮させながらそれを見る。
このビデオカメラが後日、一樹の手によって発掘されるのはまた別の話し。






いけない大人たちですね←


END


     

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