僕と彼女はいつも一緒に居た。 学校を登校するのだって下校するのだっていつも二人で他愛の無い話でもしながら過ごして昼休みも弁当を抱えて二人で一緒に食べて席だって隣同士で部活だって同じで委員会も一緒。 何回も休日は二人で遊んで性行為はしなかったものの僕の家に泊まった事も沢山あるし傍から見れば僕達はまるで恋人同士の様だった なのに、君は僕を簡単に裏切ったんだ 昼休み二人で屋上で弁当を食べて終わっていつもなら彼女はぼんやり空を仰ぎながら僕にクラスのことや話題を持ち込んでくるのに今日はやたら携帯を弄ってはにやけている。 何か違和感を感じ彼女に疑問を問いかけてみた 「何見てるんだい?凄く一人で楽しそうだけど」 「あれ?言ってなかったけ?私彼氏が出来たんだよ!今ね彼氏とメールしてるんだ」 「え」 これが全ての事の発端だった 勿論僕はそんなこと聞かされていないし唐突に暴露され頭が真っ白で整理出来る程の余裕もなかった 気付けば僕はなまえの左腕を掴みフェンスに押し付けていた そんなに僕は怖い顔をしているのだろうかなまえから楽しそうなさっきの雰囲気は微塵も感じさせられない程に顔を恐怖で染めていた 綺麗で大きな瞳は濡れて肩を小さく震わせながら僕にか細い声で「どうしたの?」と聞いてくる彼女に酷く興奮した 「どうしたも何もなまえが僕を裏切ったんだ」 「な、……何のこと、?」 「彼氏って何?なまえこれは立派な浮気だよ」 「私達付き合ってな、」 「付き合ってるも同然だ。いつも一緒に居て登下校だって一緒だし部活も席も委員会だって一緒、休日は二人で遊んでお泊りだって何回もしただろ。普通の恋人同士と何ら変わらないよ僕達は告白をしてはれて恋人同士になったんじゃなくて自然と恋人同士になったんだ。そうだろ?」 そう問いかけてみても彼女は硬直したまま返答をしないから耳元で小さく吐息混じりの声で「愛してる」と囁いたら小さく体を震わせ服の裾をぎゅっと力強く握っていた 僕に怯えるなまえに苛立ちを覚えながらもどこか魅力的で、溢れんばかりの感情に躍らされて自然と僕は彼女のスカートに手を滑り込ませて太腿を厭らしく愛撫していた。 でもその手が下着に手を掛けた途端なまえは僕の手首を掴んで阻止した 「僕とこれからする事が怖い?不安?なまえは処女だから怖いよねでも大丈夫だ。僕も初めてだからもっと緊張を解いていいよ。当然の事で避妊具は忘れたけどいつも頭の中でなまえにキスをして舌を絡めて体の隅々まで愛撫してなまえの中に指を入れて慣らしてからセックスする事を想像してるから」 どこか狂気じみた声色でそうぽつりと言葉を漏らせば彼女の腕がだらしなく垂れ下がった。 それをいいことに僕はなまえの下着に遠慮無く手をかけ一気に下にずり下ろせばすとん、と地面に落ちた そして彼女の片手にある携帯を奪い取り外に投げ捨てれば驚愕の声を漏らして空中で舞う携帯を目で追うなまえに「これからは僕だけだからあんな物要らないだろ」と囁いてあげると口を挟むことはなくなった 「ほら、後ろ、向いて」 なまえに後ろを向かせフェンスに手を付かせる。僕は後ろから包み込む様に覆い被さり彼女のシャツのボタンを器用に外していきブラを上にずらして大きくも小さくもない形の良い胸を下から優しく揉みほぐしながら耳元で「気持ちいい?」と問いかけてみると返事をするかの様に小さく甘ったるい声を漏らした 「彼氏がいるのに他の男に弄られて喘いでる様な淫乱な君は僕くらいしか躾られないよ。ほら、ここ、もうこんなになってる」 胸の突起物を人差し指と親指で優しく摘み、空いた方の手がなまえの秘部に触れた途端強く唇を噛み締めて顔を真っ赤に紅潮させて耐えている彼女に意地悪をしたいという子供心に似たようなものに駆られ秘部にある蕾を指の腹で押しつぶしていた。彼女の口から悲鳴にも似た喘ぎ声が溢れ、そのまま僕は口元に気持ち悪い程の弧を描きながら指を中に挿入させた 「分かる?なまえのここ、すごい濡れてるよ」 「…ん、ぁ…っ!」 わざとらしく厭らしい水音を立てると掻き消すかのようになまえが小さく甘い吐息混じりの声を零した そのまま指を左右に動かして刺激を与えれば彼女はフェンスに指を絡ませて「やめて」と説得力の欠片もない甘ったるい吐息混じりの声で請ってきた そんななまえの淫らな姿に興奮し脈を打つ自身を挿入しようとズボンのベルトを外し下着から取り出して入口にあてがえい、耳元で「挿れるね」と忠告に似たような合図を出してそのまま彼女の許可を取らずに奥まで挿入した 指で多少慣らしたと云えど処女の彼女の中はキツく締まっている為与えられた刺激に小さく吐息が漏れた 「っ、ん……もっと、力抜いて」 手を彼女の腰に巻き付けて言い放つと「お願いやめて」と僕を拒否する言葉しか出ない。 一向に僕を受け入れてくれないなまえに腹が立ち、そのまま思いのまま乱暴に腰を振り始めるとやはり痛いのか悲鳴に似た喘ぎ声をあげる 「ぃ、たっ……!やめてんっ、ぁ!」 「もう素直になりなよ。ここまでして引き返せないるわけ無いだろ」 フェンスに指を絡ませて唇を噛み締める彼女の耳朶を甘噛みすると小さく身体を震わせる そのまま彼女の肩に顎を乗せてわざと耳元で荒い呼吸を繰り返す 「はあ、っ…!ぁ、…僕の顔ちゃんと見て…僕達セックスしてるんだよ、!」 「やぁ、………!んああ、」 地面に滴る鮮血を見ないふりをして僕は本能のままになまえの体に腰を打ち付ける 「ぁ、んん!…い、…はぁ、ん!ぃ、く…っ!!」 「イク?……いいよ、一緒にイこうか…っ」 ラストスパートを迎えるため彼女の左足を持ち上げ、激しくピストンを繰り返すとなまえは甲高い悲鳴に似た声をあげて呆気なく達した 彼女が絶頂を迎えた後、僕も達し、なまえの中に白濁した精液を流し込んだ。 朦朧とする意識の中小さく啜り泣く声が鼓膜を擽り、何故か彼女を支配しているという優越感だけが僕を満足させた。 |