いつか必ず  



「それで名無、どうだった?生まれて初めてのサレトーマの味は」
「とてつもなく不味かった!口の中が死んだ」
「らしいな」
「らしいなって……アイゼンは飲んだことないのかよ」
「俺は聖隷だからな。まず壊賊病にならん」
「そうだった…」
「海で生きていくにあたって……いや、死神の傍にいる限り、壊賊病は避けれない病気だ。常に覚悟しておけ」
「大丈夫、わかってるよ」
「今回は見れなかったが、次に飲む時のお前のリアクションが楽しみだな」
(くっそ!意地悪そうに笑いやがって……!今度こいつの飯に混ぜてやろう)
「………おい。今度飯にでも混ぜて、サレトーマを俺に味あわせようなどとは思ってないだろうな?」
「はえっ!?そ、そんなわけないじゃん!しないよ!」
「言ったな?必ず守れよ」
「ちくしょー……」

(でもいつか絶対飲ませてやる……!!)


 


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