庭球連載番外編 | ナノ


《パンダ:そういえば私クラシック曲の次に洋楽を聞く方だ》

《善哉:なんなん。俺に媚び売っとるん?》

《パンダ:果たして善哉さんに媚びを売って私に得があるのかと》

《善哉:……少なくとも、今度会った時、鼻からアンコを食べさせられることにはならへんとは思うっすわ》

《パンダ:ごめんなさい善哉様!超媚びてます媚びへつらってます、てへ》

《善哉:……てへ、がウザイわ究極に》

謙也くんぐらいウザいわ。
画面に表示されていく文字にふんっと鼻で笑ってから、椅子の背もたれにもたれかかって伸びをする。
くんっと固まっていた筋肉が伸びて、頭ん中がすっきりした。


《善哉:そうや。今作ってる曲、出来上がったらパンダに弾いてもらいたいんやけど》

《パンダ:え!まままマジですか!嘘やジョークとかではなく?!》

《善哉:おん。こんなところで嘘や冗談打ち込んでどないすんねん》

アホ。と最後に打ち込んでから、興奮して喜んどるような詩織を想像して顔を赤くした。

……あかん。
今ひとりで薄気味悪くにやけとった。
寒っ。
エクスタシー部長でも、ヘタレスターでもないのに何やっとんのや。


《パンダ:すごくすごく楽しみだ!明日学校で自慢しよっ》

「……まっ、えぇか」

たまには、俺も。
アホみたいになっても罰は当たらんやろ。

目を閉じたら、へらへら笑っとる詩織の顔が浮かんだのだった。



―――――――――
岡本柳様へ。
こ、こんな感じでいかがでしょうか?終始ノリがおかしいかもしれませんが。
また、今回カウンターの誤作動で1000000番を踏まれた方がお二人になっております。
改めてありがとうございました!


たまには妄想してもえぇやん

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