*clap_log*


※夫婦設定


「みたらしとゴマとあんこ、それぞれ10本ずつ」

「……食い過ぎじゃね?」

「お詫びにいくらでも好きなだけ食ってもいいって言ったの誰だヨ。嘘だったアルか!」

「いやいや。嘘じゃねーけど」

「だったらツベコベ言わずに買ってくるヨロシ。男に二言はないんダロ?」

「仰る通りです、お嬢さま」

「……何かそれ、どっかの執事みたいアルナ。警察辞めて執事やるとか、意外とイケるんじゃね?」

「結局、昨日の怒りは収まってねェようだな?」

「当たり前ネ! いくら安定期に入ったからって、身重の可愛い奥さま放置して接待で飲みに行くなんて……しかも事後報告! たまたま姐御からメール入ったからバレたけど、隠してるつもりだったアルか!?」

「──あ〜だから昨日謝っただろうが。とっつぁんに無理矢理引き摺られてだな」

「今まであのオッサンの紹介の縁談を総悟が断りまくって、勝手に私と結婚したから根に持ってるって? それこそ、私がいるの知ってて縁談持ってきてたんだから私の方が怨みが溜まってるネ!」

「まあ、それに関しては確かにそうだよなァ」

「あんな上司の下で働いてんじゃ、これから生まれてくるこの子のためにも良くないアル。やっぱり転職した方がいいですヨ〜新米パピー」

「しゃーねェな、とっつぁんを抹殺しとくか」

「だったらついでにマヨとゴリも殺っとけヨ。局長にのし上がっとけば給料もガッポリ上がるダロ」

「……神楽さん。もしかして、昨日近藤さんと土方も一緒に飲んでたのご存知でしたか?」

「姐御から全部筒抜けに決まってんダロ。すまいるで飲んでる時点でバレバレだって気づかないアルか?」

「ですよねー」

「ってか、ホントに反省してるアルか!? 昨日、この子がお腹蹴ってくれたのに……総悟に1番に報告したかったのにっ」

「──っ!! お前、昨日そんなこと一言も……」

「怒りのあまり、言いたくなくなったネ! 総悟はパピーになる自覚が全然足りないのヨ!!」

「ごめんなさい、神楽さん」

「ついでにこの子にも謝っとけヨ」

「……ダメな親父でごめんなさい」

「反省した、アルナ?」

「ハイ。今後はとっつぁんをぶっ殺してでも帰ります」

「ぷぷっ。まあ、そこまでしなくても。一言連絡くれれば、私もここまでは怒んないアル。でも、他の女とイチャコラしてんなら容赦なくぶっ飛ばしてやるけどナ!」

「他の女ァ? 誰がそんなん相手にするかっての。お前こそ、俺が神楽のことどんだけ愛しちゃってるか未だに分かってねェんじゃね?」

「……そ、総悟? 何か目が据わってるネ! 一応、ここ外だからこれ以上くっつくの禁止ーっ!!」

「いーや。この際だから徹底的に躯に叩き込んでやんねェとなァ? やっぱ両親仲がいい方がガキにもいいことだろィ?」

「うがぁっっ!! 耳元で喋んな! 何で腰に手ぇ回してるネ!?」

「だから、俺の愛の大きさをその身をもって味わえってことでさァ」

「マジでアホ旦那アル……手がつけられないエロ亭主アル」

「何でィ。その旦那を宇宙一愛しちゃってんのは誰だよ?」

「ぐっ……そんなん、言わなくても分かってんダロ。そんなに言わせたいアルか、このサディストが!」

「ツンデレの嫁を持つとなァ、定期的に愛情確認しねェと心の平安が保てないんでさァ」

「──愛情でも何でも確認させてやるから、とりあえず今ここでってのはお断りするネ!」

「チッ。何でィ、せっかく盛り上がってたのになァ」

「盛り上がってたのはオマエの股間だけダロ、万年発情期男」

「仕方ねーだろ。禁欲生活続いてっからなァ……口でシて貰うのも悪かねェが、やっぱお前ん中にぶっ込んで喘がせてェ──」

「いい加減にしろヨ! 公開羞恥プレイもここまでくると嫌がらせアル!! 怒りのあまり産気づいたらどうしてくれるネ!」

「……スミマセン」

「大体、今日は桜見に来たはずネ。そんでもって、お腹の子の分もお団子たくさん食べるのヨ」

「いや〜神楽さんは最初から花より団子だと思うんだが……」

「桜だってちゃんと見るモン。さすがに、あの時みたいに叩いてかぶってジャンケンは出来ないけど」

「あ〜そういやァ、あん時の公園だっけか」

「来年からは、2人じゃなくて3人で来るんだからナ。2人では、今年が見納めアル!」

「──そうだなァ。そう考えると感慨深ェかも」

「んじゃ。さっさとお団子買ってくるヨロシ。あ、追加で万事屋へのお土産も包んでもらえヨ」

「へェへェ。全く人使いの荒い奥さんだねィ」

「家に帰ったらちゃんとサービスしてやるからキリキリ働くヨロシ」

「っ! いってきまーす」


*花より団子より最愛のアナタ*





花見×沖神夫婦 の制作時間2時間半なアホ会話文でしたー!(笑)
取り敢えずノリノリでした、麻岡は。
夫婦な上に、神楽が妊娠中で。だけども総悟は相変わらずエロに走る勢いのままの花見──アリ?花見してなくね?(°∇°;)


さて。この拍手文は、もう1回拍手するとオマケ文が見れる仕様でした♪見てない方もまたまた多いと思うので(笑)ついでに載せときますー。

'12/04/20 up * '12/06/07 reprint


「……サービスするって言ったじゃねェかよ」
「だってお腹いっぱいで突っ張るのヨ。まだ臨月じゃないんだから産まれちゃったら困るネ」
「それはそうなんだけどよ……」
「ほぁっ!? 今めちゃくちゃ蹴ったアル! パピーが聞き分けないから代わりに怒ってくれてるネ」
「マジでか」
「ほーらパピーに言いたいことはないアルか〜?」
「──うぉっ!! 蹴りやがった、コイツ!」
「すげーアル。言ってること分かってんじゃね!?」
「俺たちの子じゃあ頭は弱ェはずなんだがなァ」
「頭悪くても優しい子なのヨ、きっと。マミー思いで偉いアルナ」
「……絶対男だろ、お前」
「まさか子供にヤキモチ妬くんじゃねーだろナ?」
「妬くに決まってんだろ」
「総悟……どんだけアホアルか」
「将来、ガキと神楽を取り合う自信があるぜ、俺ァ」
「──さあ〜もう1回蹴ってみようか〜。アホなパピーに制裁アルヨ!」



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