*clap_log*


「すげー降ってきたなァ」

「台風近づいてきてるって、結野アナが言ってたネ」

「げっ。……んじゃあ、本降りになる前に帰るか?」

「もう既にザバザバ降ってんじゃねーかヨ」

「だよなー。これじゃ、傘も役に立ちそうにねェ」

「そんな生っちょろい傘じゃ無理ネ! 私の傘ならビクともしないアル〜」

「そりゃァ、夜兎の鉄傘なら当たりめーだろうよ」

「ふふ〜ん!」

「──そういや、前にコレじゃねェ傘差してなかったか?」

「ん? コレじゃないって……ああ。懐かしいアルナ〜」

「やっぱそうだったか。あん時、チャイナっぽい奴だなァとは思ったんだが傘がちげーし。まだドンパチやり合ってた頃だったし、声掛ける気もなかったなー、そういや」

「今もドンパチは日常茶飯事アル」

「……おめー、難しい日本語さらっと言ってんなァ。前々から思っちゃいたが、実はその似非中国語、キャラ作りなんじゃね?」

「さあナー?」

「コイツ……」

「あっ! 見てヨ、そーご! この傘カワイイ〜」

「話逸らしやがったな、オイ。──あー? 何だよ、ふつーの花柄じゃね?」

「全くオマエは乙女心の分かんないヤツアルナ。これだから、マダオなのヨ」

「あァ? 何だよ。たまに買ってやろうかとか人が思ってれば……」

「ドSのクセに珍しいことしようとするから雨が降ったネ」

「何だと〜? って、お前こそ珍しいな。いつもなら何か買ってやるっつったら、飛びつくじゃねーか」

「……傘は、コレでいいネ」

「ふぅん?」

「何でか訊かないアルか?」

「どーせ、旦那絡みなんだろ」

「アリャリャ。まだ銀ちゃんに妬いてるアルか」

「るせー」

「コレに関しては、銀ちゃんだけじゃないネ。新八もアル」

「何だよ。俺ァ、メガネくんにまで嫉妬してなきゃならねーんかィ」

「ぷぷ。そーご、カワイイ〜」

「クッソー。言い返せねェ」

「万事屋は、家族アル。総悟は……恋人、デショ?」

「っ! おまっ……ソレ反則だから」


インデペンデンスデイ〜bonus track




2代目拍手御礼は、梅雨時に作成しました〜。原作単行本引っ張り出して(しかも何巻なのか忘れて、何冊も広げた人)参考にしようとしたのに大して役に立ちませんでした(笑)
オマケの微ero(まではいかないか?)も隠しで置いたんですが、拍手総数の1/5くらいしか見つけてもらえなかった計算です。再掲載は奇跡的に要望が沢山きたら考えます〜。

⇒ということで。沢山ではないですが(笑)要望があったので、オマケもupします('12/04/09 付)

'11/06/12 up * '11/07/28 reprint

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