※雪男が成人している
※会話文
※ヒロインは雪男より年上
※若干キャラ崩壊
とある居酒屋にて
「はあ…」
「今日は随分と飲んでるなあ、雪男」
「そりゃあ飲みたくもなりますよ」
「ん?なにがあった?先輩に言ってみ」
「兄さんが…」
「んお、燐のことか」
「兄さんが事あるごとに問題を起こすんですよ。この間の任務だって一般の民家を三軒半壊させるし、この前だって森の一部を焼いてしまうし、その前の前だって…!とにかくそういう問題を起こす事に僕の元へ大ッ量の書類が届くんです!兄さんは頭が悪いから勿論書類を見せても全く理解しないし!本当に学習をしない兄だ「わかった、わかったから落ち着け」…はい」
「ゆっきー本当苦労してんね」
「もうやってらんねぇよ…」
「珍しく言葉が荒いし」
「僕だって…僕だって一生懸命やってるんですよ…それなのに…!」
「ちょ、抱き着くな離れろ酒臭い」
「くたばれフェレス卿ううううううう!」
「燐の話しじゃなかったのか?…てかいだだだだ!ちょ、締まってる!出るから!内臓的なもの出るから!」
「そんな名前さんも好きですよ」
「ドヤ顔で何言ってんだこの酔っ払いは」
「はあ…」
「オイオイ、まだ飲むの?そのへんで止めとけって」
「放っておいて下さい…今日は飲んで忘れたい気分なんです」
「だけどお前すでにベロンベロンなんだからさあ…」
「名前さんだって飲みたいときくらいあるでしょう?」
「まあそりゃあね…しょっちゅうシュラと飲んでるしな」
「っていうかそのシュラさんもストレスの原因のうちの一つなんですからね」
「まじか」
「まじです。…もう僕の周りの人は本当に一人もまともな人がいない…」
「いやいや、私はまともだ」
「ハッ、どうだか」
「シバくぞメガネ。…じゃあまあアレだ、今日は奢ってやる。存分に飲め飲め!…すんませーん、生二つお願いしまーす」
「ありがとうございます…」
「いいって。たまにはやけ酒も悪くないよ、うん」
「なんだか久しぶりに優しさに触れました」
「おま、本当に二十歳かよ…。まだまだ若いんだから今のうちに遊んどけば?」
「遊ぶって…」
「雪男はアレだよ、青春っつーもんしてないじゃん。恋とか友情とかさあ。任務と兄のお守りばっかで…」
「それ以上言わないで下さいなんだか悲しくなります」
「へいへい。…つかお前、燐と違ってモテるんだから彼女とか作ってみたら?」
「いりませんよ彼女とか…だいたい女なんて信用できません…女っていうのは男から金やブランド品を上手いこと貢がせるだけの生き物じゃないですか!」
「お前なんなの?もしかしてすでに悪い女にでも引っ掛かったの?ねえ、なんか女に恨みでもあんの?」
「女なんて滅んでしまえ」
「本当になにがあった。じゃあアレ、旅行とかはどう?」
「僕にそんな時間があると?」
「ですよね。雪男は色んな意味を含めて人気者だからな」
「ったく…売れっ子アイドルじゃねぇんだよもっと休みよこせフェレス卿このやろう」
「お前キャラが原形留めてないぞ。いいのかそれで」
「だいたい名前さんも名前さんですよ」
「え、私なんかした?」
「僕を遊ぶだけ遊んで捨てるなんて…いたいけな僕を弄んでそんなに楽しかったですか?」
「ちょ、お前なに言ってんの!?ないからね、お前とは先輩と後輩って以外になんの関係もないからね!誤解されるようなこと言うなや!」
「またまたー。あの時の言葉は嘘だったんですか?あんなに熱い夜を過ごしたのに…」
「もうお前黙れよおおお!まじで誤解される!なんなの?お前私に恨みでもんの?私本当にお前になんかしたっけ?」
「好きです名前さん」
「え」
「…洗濯機の次に」
「「………」」
「寝んなゴルアアアア!!私のトキメキを返せやああああ!!」
酔っ払いの話し