らしめたいの



※公式の投下にフォロワーさんと盛り上がったシズデレラ×継母臨也
※終わらなかったので中編





「…!?ふ…あっ、やあ…っ」
「おい、閉じるなよ」
臨也は内股を閉じようと無駄な努力をするから、反して両膝を強引に開かせようとする。
「や、舐め、ないでぇ…っ」
嫌がられればますます虐めたくなる。俺は笑みを絶やすことなく、唾液をねっとりと塗り込むように舌を使った。
柔らかい部分を甘噛みしたり吸い上げてやれば、そのたびに太腿が不規則に痙攣した。
「あ…んっ!やあ…!」
「やだ、じゃねぇよ!」
あんまりに可愛い声をあげるものだから、誘われるかのように震える太腿を鷲掴み、ガブリと強く噛み付いてやった。
「…っ!?、あっ、いたぁ…!」
臨也の涙ぐむ様がありありと想像できて心地よい。なんだか満たされる感じだ。
口内でうっすらと血の味がしたから、きっと歯型がくっきりと残っていることだろう。
そして、いつのまにか存在を主張し始めた臨也自身を見つけた俺は、ゆっくりと口角を引き上げた。
「おいおい、なんで勃ってんだよ」
臨也の性器はなぜか緩やかに勃ち上がろうとしていたから、俺はすかさず揶揄してやる。
「ひ…んっ」
臨也自身の根本から摩りあげてやれば、声音からも臨也が息を呑んだのがわかった。
「シズちゃん、の変態…!」
「は…っ、手前マジで淫乱だな」
力無く途切れがちに俺を詰る臨也を、逆に嘲笑う。
確かに男の、しかも臨也の太腿を舐めた揚句フェラまでしようだなんておかしな話だが、そんなことよりも、臨也がいつも男相手によがっている様を想像してしまい、一気に腹立たしくなってきてしまう。
「クソ…っ」
「ああっ、あう…、はあ…んっ」
苛立ちながらもパクリと半勃ちのそれをくわえてやった。不思議と嫌悪感なんて微塵も感じなかった。
「ひ、あ…!?」
舌で亀頭を転がすように愛撫してやれば、突然後頭部をドレスごと押さえつけられる。きっと臨也がやめさせようと俺の頭を掴もうとして失敗したのだろう。しかし俺には催促にしか思えない。
「ん、んあ…っ、は、はあ…んっ」
すぼめた舌先で先端を弄り、同時に根本から扱いてやれば、臨也自身は急速に膨れ上がり。そして、トロトロと先走りを滴らせ始める。
「や、やあ…!もう、やだあ…!」
「ああ?聞こえねぇなあ…?」
一旦唇を離して素知らぬ振りをした。分厚く上等な布で作られたドレスの中でも臨也の弱々しい声音は遮断されずに聞こえていたのだけれど、わざと焦らしてやる。せいぜい悶えればいいと思ったのだ。
「ん、んうぅ…っ、あうっ」
簡単にイけないように根本を押さえながら指先で先端を弄るたびに、グチグチと卑猥な水音が響く。
「ん、う…、シズちゃ、意地悪しないでぇ…」
堪らなくなったのだろう、臨也が涙声で催促してくる。
「我慢がきかねぇな」
俺は、仕方なく掴んでいた根本を解放してやりそして再び激しく扱いてやった。
「ほら、イけよ!」
「あ、あん、は、ひ…くっ、はああ…っ!!」
すると臨也は、俺の手の動きに合わせて腰を揺らめかせ、あっという間に達してしまった。
「あ、あ……っ」
勢いよく吐き出された精液は、ドレスの内側にぶつかり滴り落ちた。
臨也は恥態を晒した屈辱感からさぞかし悔しがっていることだろう。俺は臨也がどんな顔をしているのかと想像しほくそ笑みながら、スカートの中から這い出る。
「ははっ、俺にイかされた気分はどうだよ?」
「ん…、う…っ」
しかし、見上げた先の臨也は小刻みに肩を震わせながら、口元を両手で覆ってしゃくり上げていた。てっきり、悔しさ紛れの罵声が飛んでくるものだと思っていただけにこれは予想外だった。
「臨也…?」
そして、限界だったのだろう、壁伝いに弛緩した臨也の身体がズルズルと滑り落ちていく。
「おいっ!」
仕方なく腕を引っ張り腰を支えてやれば、イッたばかりのこともあり、緩んだ口元から零れ落ちるのは荒々しい吐息だけ。
「ん…ぅ…、シズちゃ…?」
臨也の目元は赤く染まり、涙目で俺を見上げていた。それは見たことのない、扇情的な臨也の素顔。
「う……」
しばらくすると我に返ったのか、きゅっと唇を噛んで睨みつけてきたのだけれどももう遅い。俺の中で何かが弾けた瞬間だった。
「そんな顔で睨んでも誘っているようにしか見えねぇよ…!」
「に、睨んでなんか…っ、え、あ、や、やだぁ…!」
俺は突如として腕の中の臨也を壁に押さえつけ、ドレスを捲くりあげる。
「ね、シズちゃ…!や…なの!」
「黙っていろ」
さすがに何をされるのかを正確に予期したのだろう、臨也は振り向きながら舌足らずに拒絶してくる。だけれど、俺が背中を押さえているせいでろくに抵抗できず、臨也はどこか怯えたように俺を見つめてくるから。
「こんなこと慣れてるんだろが、クソビッチが!」
「ち、ちが…っ」
臨也は唇を戦慄かせながら、首を弱々しく左右に振るのだけれど絶対に嘘だと思った。
無言で臨也の驚くくらいに細い腰を掴んで引き寄せる。すると呆気なく臀部が突き出され、邪魔なドレスを更に捲くり上げてやった。
「……っ」
臀部を左右に割開けば、慎ましやかに閉じる後孔が暴かれた。使い慣れているのだろうそこに、強引に指先を突っ込んでやる。だが、そこは静雄を拒むように容易には受け入れてくれない。
「ち…っ」
硬く閉じるそこに焦れ、まだ白濁液に塗れていた臨也自身に手をかけた。そして指先で残液を掬うと、ローション代わりにする。
「ん…、んうっ」
臨也は壁にしがみつきながら苦しげに呻き声を上げて耐えていた。
入口が少し解れれば、ズルリと指先を飲み込んでいく。中は熱いくらいで、内壁を掠めるたびに臨也がビクビクと体を震わせた。
「もういいな?」
俺に怯える臨也などみたことがなく、俺の中の嗜虐心を大いに刺激する。だからぞんざいに慣らしただけで、指を引き抜いた。代わりにすっかり屹立していた自身を引きずり出し、後孔へと擦り付ける。
「あ……」
掠れた声を漏らした臨也は目に見えて真っ青な顔をしていた。もはやどうあがいても逃げられないことに絶望しているのだろう。
「パーティーでは…他の男に俺に犯されたって見せつけてやれよなあ…?」
笑いながら宣告し、とうとう臨也の中へと自身を挿入していく。
「ひ…っ…、ああぁっ!」
挿入した途端に、凄まじい圧迫感が伝わる。臨也にとっても凄まじい衝撃なのか、狭い内部をえぐるように押し入るたびに、背中が反らされる角度が大きくなる。


もはや、なぜこんなことになったかなんてどうでもよくなっていた。
今は、臨也を抱く、それだけしか考えられなくなっていたのだ。





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2011.7.29 up
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