後悔先に立たず
いつもと同じ。
そう思っていたのに・・・・。
何故こんな事になっちゃったの!?
親衛隊×チャラ男
R-18
自他共に認めるチャラ男である俺、本郷 鈴(ホンゴウ スズ)
チャラ男である所以は見た目もそうだが俺の行動が一番の原因とされている。
全寮制男子校、聞いただけでゾッとするその学校に俺は通っている。思春期真っ盛りな今を男しかいないこの環境で過ごすのは最初本当に苦痛でしかなかった。
しかし家の事情で入学せざるを得なかった俺は人生の岐路に立たされていた。
「‥‥僕、本郷君の事が・・・、好きです」
最初何を言われているのか分からなかった。
だってそうだろう。今まで異性にその言葉を言われた事はあっても、俺と同じものが付いている野郎にそんな事を言われるなんて思っても見なかったから。
まぁでも同じ男しか居ないこの環境だからこそ、そういった感情が自然と同性に向いてしまうのも分かる気がした。
だからと言って本気で同性を恋愛感情にみることの出来ない俺。
しかし一方で男としての性が疼く俺。
「気持ちは嬉しいんだけど俺、男に恋愛感情はだけないと思う。でも君さえよければ、俺に抱かれてみない?」
始まりなんて、ただの興味本位。
男を抱いたのなんて初めてだったけど、意外にイケてビックリしたのを今でも覚えている。
その時の感覚が残っているのか、今では普通に男を抱く事が出来る。まぁそんな得意げに言うことではないのだが‥‥。
男から見ても抱いて欲しいほどの顔をしているらしい俺は、その後親衛隊なるものが発足された。
80年代アイドルか、と突っ込みたくなったがまぁ俺からしてみたら名前はどうあれそれは都合のいい組織。
要は俺に好意を持っている集団の集まりということ。
それからの俺は自分の欲をはらしたい時に親衛隊員を抱いた。
比較的俺より小柄な子が多く、普通に美少年の類に入るような子達ばかりだったのもあって抵抗なくその身体をいただく事が出来た。
そして今日もいつもと同じように親衛隊員の中から一人選んでおいしくいただくつもりだったのに・・・・、
「何で手錠なんて持ってるの?」
俺の右手を器用にベットヘッドに繋げ事を進めようとする親衛隊員。
「俺そういう趣味ないんだけどー、ねぇ聞いてる?これ外して」
手錠で繋がれた右手を軽くひっぱるも簡単には外れないようだ。
鎖の揺れる音がリアルで少し恐怖を感じた。
そうしている間も、一言も言わず俺の上に跨り自分の服と俺の服を脱がしていく彼。
「ねぇ、いい加減」
「‥‥僕が、」
「ん?」
今まで黙っていた親衛隊員が俺の言葉を遮り急に話しだした。
彼の顔は彼自身の髪に阻まれ見えないが、聞こえてきたその声に不安を覚えた。
そして―、
「僕が鈴様を気持ちよくしますから」
髪の毛をかきあげ見えた顔は、今にも俺を喰い殺そうとしているように見えた。
「鈴様、さっき水飲んだの覚えてます?」
「は?」
まさか男に乳首を触られるなんて思っていなかった俺は、彼から出た言葉を理解するのに少し時間がかかった。
「僕がさっきあげた水です」
「‥‥、なんかしたの?」
「ええ、鈴様が気持ちよくなれるように。あれ気付いてないんですか?息、少し乱れてきてますよ。それにほら」
「んっぁ」
「可愛い乳首、感じてるんですか?」
急に吸われたそれ、初めてそんなことをされるにも関わらず何でこんな事になっているのか、自分の身体なのに訳が分からない。
頭が少しずつぼーっとして、身体の内側がジワリジワリと熱を帯びてくるのが分かった。
「ふぅ‥ん、盛ったのか、よ」
言われて実感とはこの事。
自分の口から漏れるそれに耐えられず目をきつく瞑る。
「泣いてるんですか?可愛い。」
乳首を弄られながら彼の唇が俺のそれに触れた。
角度を何度も何度も変えられ舌を絡めとられ、為すすべなくな俺はただただ漏れ聞こえる自分の吐息を、目尻から流れる涙をただ我慢するしかなかった。
いつもとは間逆な行為。俺こいつに喰われるの?
薬のせいなのか、思考回路すらまともに機能しなくなってきた。
「んぁっ‥ゃぁ、っはぁああぁん」
「あれ?もうイっちゃったんですか?」
親衛隊員に握られた俺自身、上下に手をスライドされるたびに無意識に手錠で繋がれた右手で抵抗しようと引っ張ったおかげで手が痛い。
「受けの素質やっぱあったんですね、鈴様」
「‥‥っも、やめぇ、んあぁっ」
「何言ってるんですか?自分だけイったからって。それに、まだ足りないでしょ?」
そう言ってまた俺の息子を握る彼。
さっきイってしまったから彼のその手には俺の精液が付いていて、そして俺自身も足りないとばかりにまた先走りを出していた。
「多分媚薬のおかげでそこまで痛くないと思うので、鈴様の精液だけでここ、慣らしますね」
「ひっ、いや・・・だぁ、そこだけはぁああ゛ぁ゛ぁあ゛ああ」
俺の制止の声などお構いなしに一気に押し込まれた彼の指。
今まで相手に入れた事はあってもされるのはもちろん初めてだ。
入れられた指の圧迫感が半端ない。
きもちわるい気持ち悪いキモチワルイ
「嘘ですよ、気持ち悪いなんて。感じてるくせに。触ってないのに、鈴様萎えてないですよ」
息が詰まる、苦しい・・・はずなのに、
「んぁぁああ」
「あっ、鈴様の気持ちいいとこ発見」
気持ち悪いはずなのに、全身を電気が走ったかのようにゾクリと身体が反った。
「ぁあ、んっっあ、ぁぁんん、んあ」
そこを重点的に愛撫され、聞こえる自分の喘ぎ声。
「もういいですよね」
指が抜かれ、急に感じた喪失感。
「そんな欲しがらないでください。今、んっ・・・お望みのものあげますから」
そのあとの事は正直あまり覚えていない。
痛みなんてあってないようなもの。必死に彼自身を自分の内へと導き快楽を得ることだけを考えていたから。
fin.
中途半端ですみません。
妄想したのを文章にしていくとだんだんとそれていってしまうから大変。
本当、小説家さんとか尊敬します。
ていうか、同じパターンばかり。
本当こういうのが好きなんです笑
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