バカな子ほどかわいい





生徒会会長×生徒会副会長





「ねぇ、なんで人の膝の上に頭乗せてるわけ」

「ああ、膝枕くらいいいだろ」

「いや、よくないから。せっかくの休憩邪魔しないでくれる?」

「俺の方が疲れてんだから文句言うなよ」

「・・・・ばーか」


そんなこと言われたら、何も言い返せないじゃないか。
生徒会長として、俺より仕事が大変だって知ってる。それを支えている俺でさえこんなに疲れているのだから。

「ん!ちょ、どこさわってるの」

態勢を変えたかと思えば、腰のラインを撫でてくるバカ会長。

「最近してないからいいだろ」

「よくない!何考えてるわけ?会計や書記だって今から来るだろ」

「あいつら今日来ないから。」

「はぁ?って、やだって言ってるでしょ」

俺のベルトを外しにかかったこいつ。本当ありえない。

「仕事だってあるし、」

「後で俺がやる」

「ちょ、本気でやめろ」

パシっとバカの頭を叩く。
「いっ、おまえな・・・・」

「言って止めないなら手だって足だって出すけど」

「一人でヌいてる?」

「本当いい加減にしないと怒るよ」

「けち」

「君がそんなこと言ってもかわいくない」

「だったらその気にさせるまで」

「ぁっ、ばか、くすぐった」

ワイシャツを捲りあげて、お腹を舐めてくるバカ会長。手は脇から腰、胸と擦られる。
もう!!

「分かったからっ!ここじゃ嫌だ」

「やっとその気になったかよ」

ちゅうっとリップ音をわざと残すこいつは、そうとう溜まっていたらしい。
結構一途だしな・・・・。




生徒会室の隣に設置されている仮眠室へと横抱きにされて運ばれ、迷うことなく口づけをされ、シャツのボタンを外されて・・・・

「もう!がっつきすぎ!」



ああこんなバカを好きになるなんて・・・、
でもまぁ、愛されてるからいっか。





end.


 
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