涙目の飛雄ちゃんも可愛いです(及影/こもきさんリク)
「飛雄ちゃん飛雄ちゃん、えっちしよ」
ああ、もう。口を開けばそれだ!
「手錠付けていい?」
そんなものどこから持ってきたんですか。
「今日は後ろだけでイってみようよ」
俺の身体はそんな風に出来てない!!
「…………及川さん」
「なに?」
「あの、なんといいますか」
「うん」
「あなたの頭の中にはそういう変態的なコトしか入ってないんですか」
「思春期だからね」
「理由になってないですってば!だからって俺の身体を捌け口にしないでください」
目の前でへらへらと笑っているこの先輩の顔面を今すぐ思い切りぶん殴りたい衝動を振り払う。
「でもさ、そういうコトにさ、浪漫…感じない?」
「感じません!」
「でもでも俺だってこれでも我慢してるんだよ?」
「絶対嘘だ!」
いっそのこと本気で殴って二度とそんなことを言えない身体にしてやろうか、とそんなバイオレンスな考えが頭に浮かぶ。
「嘘じゃないって!じゃあさ、これまで俺、どんなコトしたか言ってみてよ。別段変なコトしてないはずだから」
これまでにされた、こと…?
ネクタイで腕縛られてヤられたり、学校の倉庫でヤられたり、女装させられてヤられたり、変なオモチャ突っ込まれたり……いや、そんなことより一番の、根本的な問題は、
「………そもそも男同士」
「ほう」
「『ほう』じゃないですよ『ほう』じゃ」
「ふむ」
「言葉変えりゃいいってもんじゃないです!」
「いや、でもねぇ、そんなアブノーマルなことしてるつもりないんだけどねぇ」
「……一度及川さんの頭の中を覗いてみたいです」
大きく溜め息を付く。
この人と話すと頭が痛くなる。
「……飛雄ちゃんのこと本当に大切だから、優しくしてるつもりなんだけどなぁ」
及川さんがぽつりと呟いた言葉。
「及川さ……」
「ていうか本当ならネクタイで腕縛るとかそれどころじゃなくて片手とベッドを手錠で繋げて飛雄ちゃんの服を一枚一枚丁寧に脱がせて、あ、脱がせるって言ってももちろん靴下は履かせたままで、そんで目隠しして、焦らして焦らして焦らしまくって飛雄ちゃんの頭じゃ考えられないくらいやらしー言葉でおねだりさせて突っ込んで喉が枯れるぐらい喘がせて善がらせて俺無しじゃ生きられない身体にしてやりたいし、乳首とかはYシャツが触れるだけで感じちゃったりとか、抓ったり弄ったりするだけでイッちゃうくらい開発してやりたいし、後ろだって、俺の形を覚え込むくらい何回も何回も犯したいし、何回も何回も中出しして溢れるくらい注ぎ込んだら掻き出さずに精液がナカに入ったまま外に買い物行かせたりしたいし、セックスしてる最中に金田一とかに電話かけさせたりとかやりたいし、三日間くらい食べ物与えずにずっと監禁してやりたいし、飛雄ちゃんの綺麗な目玉を舐めたりしてみたいし、タイツとかパンストとか履かせてから引き裂きたいし、全身くまなく調べて弄って開発してどこもかしこも性感帯にしてやりたいし、まだまだたくさんやりたいことあるのに、それを我慢してるのに、飛雄ちゃんは何を言って」
「ごめんなさい許してください!!!」
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こもきさんリクの、及影で変態及川に悩まされる影山、でした!
変態っていうよりヤンデレ臭が漂っているとか…そんな…!!
書いていて変態レベルがだいぶ高い及川さんの未来が心配になりました
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[mokuji]
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