※AM1:00(影日/裏)





「むりむりむり!ぜったい、むり!」
「や、やってみなきゃわかんねぇだろが!」

げしげし、と容赦無く蹴りを入れてくる日向に、必死に食い下がる俺。

日向と俺は、付き合っている。
そして今日は、俺の家に日向を招いて、初めてのお泊まり。
幸い親はいないし、俺たちはもう高校生だし、やることと言ったら、そりゃあもう、一つしかないだろう。

風呂上がり、髪を乾かしながら俺の部屋に行って、雑談したり、テレビを見たりして、そんで、二人で布団に寝転がっていちゃいちゃして。
なんとなくいい雰囲気になったから少し攻めてみたものの、そうか、まだ早かったか。

「ばっ…、ばか!あんなの、絶対、入るわけないし…」

あんなの、とは俺のアレのことを言ってるのか。
さっきの風呂のときにやたらちらちらと見てくると思っていたが、そんなとこを見てたのか。

「しかも、本来、ここ、そういうのに、つかう場所じゃないし……」

布団に顔を埋めて日向が恥ずかしそうに言うものだから、もう限界。
そんな反応をされてここでやめてしまったら、男が廃る!

……と思う反面、やっぱり好きな人には痛い思いだとか、嫌な思いだとか、してほしくないわけで。

自分もネットで調べた知識くらいしか持っていないし、そして何より、童貞だし。

「で、でも、さ…影山、あの、さ」
「ん」
「ちょっと怖いだけでさ、したくないわけじゃ、ないんだよ」

日向が顔をあげる。
耳まで真っ赤で、目は恥ずかしさのせいか、少し潤んでいた。

「影山とちゅーするの好きだし……影山がしたいことには、出来るだけ答えたいって、思うよ」

あ、なんか……

「………」
「影山…?」
「ごめん、めっちゃムラムラした」
「えっ、ちょ、どこさわっ…ひゃ…」

日向の股間をやわやわと揉みしだくと、次第に硬度をもってくる。
軽いキスを繰り返すうちに、日向の抵抗が弱くなる。

「ん…かげ、やま…」
「……名前で、呼んで」
「ん…ん…飛雄…」
「翔陽…」

日向のパンツの中に手を入れると、日向のソコはもうどろどろになっていた。

(えっと……)

「と、飛雄……?」
「ん…?あのさ、今日は、入れないからさ」
「っ、でも、おれだけ…」
「うん、だからさ、入れない代わりにさ、他のことやるから」

日向のズボンをパンツごと下げる。ついでに俺のも。
ピンク色の日向のものが露になる。

「ちょ……見んな…」
「やだ」

そのまま日向に覆い被さって、せっけんの香りがする首筋に跡を付ける。
熱い吐息が耳に触れる。
日向の全てが、俺に余裕を無くさせる。
俺のと日向のを一緒に握る。
そのまま擦り合わせると、くちゅくちゅとやらしい水音が響いた。
「っ、ふ…ぁ、な、に…これ」
「ん…兜合わせ、って言うらしい」
「は、ぁ、…やば…」
「きもちい?」
「ん……」

お互いの心臓の音がとても近くに聞こえる。

「ん、ぅ…ぁ、やばいかも…」
「いく?」
「ん…」
「っ、翔陽、すっげぇエロい…」
「ば、か、ひゃ、や……っ!」

どくどくと、手のひらの中で脈打つ日向のモノ。
幾分か遅れて、俺も射精する。

「っは……翔陽…」
「ん…」

色っぽく蕩けた顔で、布団汚れちゃったね、と言う日向がこれまた扇情的で、また、身体の中心に熱が集まってくるのを感じた、午前1時。









――――――――――――――――


9月10日が影山日向の日らしくて影日を…

間に合いませんでしたハハッ

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