お題:幸せそうな二人


(雪の降る夜、耳まで真っ赤なまま抱きしめられ、真剣な声で「ずっと一緒にいたい」と言われて、恥ずかしさのあまり話を逸らそうとするスク志奈)


寒い中デートをしていて、ついつい夜遅くまでかかってしまった。
家族には伝えておいた為問題はないが、こんなに遅くまで外にいるのは初めてだ。
チラッとスクアーロさんを見ると、スクアーロさんも私を見ていたようで目が合った。
すぐに視線を逸らされてしまったけれど、そのままそっと抱きしめられる。

「……ずっと一緒にいろぉ」

照れながら言うスクアーロさんに、私は「勿論です」と笑みを浮かべる。
スクアーロさんは返事を聞くと私を離し、「さっさと行くぞぉ!」と先を歩いて行ってしまう。
髪の毛から除く耳はとても真っ赤で、私は「可愛い人」と笑みを浮かべた。


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