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「キッドこれ美味しいですよ」


チェックメイトは口いっぱいに頬張りながら温泉饅頭の箱をキッドに見せた


「No…チェック、口の周りあんこだらけだぞ」


キッドはシャワールームから戻り半ば呆れながらタオルで濡れた髪を拭いている


「キッド〜」


そこへやはりシャワールームから戻った万太郎がやってくる


「あっ!チェック全部食べないで僕ちゃんの分も残しておいてよ!!つか、箱抱えて1人で何箱食べてるんだよ!!」


万太郎はチェックが抱えていた温泉饅頭の箱を乱暴に引ったくった


「その饅頭どうしたんだ?」


「ジェイドがくれたんだ、お土産って。なんでも二期生同士で合宿に行ったらしいよ」


「へぇ〜、あいつら意外と仲がいいんだな」


「ねーキッド〜、僕らも温泉行こうよ〜、しかも混浴の」


万太郎はムフフと善からぬ想像をしキッドの肩をつつく


「No…悪いな万太郎、俺は野郎同士で行くのはゴメンだ。先約があるんでな」


キッドはウインクするとロッカールームを後にした

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