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「lil先生、今度の週末空いていますか?」


ジェイドに包帯を巻いているといきなりそう聞かれlilの胸はドキリとした


トリニティーズの控え室、試合が終わり彼らは勝利したが無傷の勝利ではなかったためリングドクターのlilは2人の手当てをしていた


「別に何もないよ、仕事も休みだし」


「そうですかあぁよかった!あの週末…買い物に付き合ってくれませんか?」


「買い物?」


聞けばなんでもジェイドの師匠の誕生日が近いらしくプレゼントを買いに行きたいらしい。しかし普段ショッピングなどしないから場所もよくわからないし何をあげていいのかも分からないから付き合ってほしいとのこと


「そう言うことならいいよ。お師匠さんに素敵なプレゼントが見つかるといいね」


「ja!」


緑のヘルメットを被った青年は少年のような笑顔を見せた


**************


「バカじゃねぇの」


lilの部屋、スカーは口いっぱいパスタを頬張りながらlilを睨んだ


「はぁ?なんでバカなのよ」


「そんなのデートの口実じゃねぇか」


「はぁ?スカーじゃあるまいしジェイドくんはそんな下心のある青年じゃないわよ」


lilは呆れたようにため息をつく


「そこがバカって言ってんだよ!少しは気付けよ」


「はいはい。分かった分かった」


lilはカルボナーラをフォークでくるくると巻き口に運んだ

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