A requiem to give to you
- レプリカ編 -

【第89音番外】


タリス:ねぇ、大佐さん

ジェイド:はい、何でしょう?

タリス:色々あってまだ皆と話が出来ていなかったけど、モースとイオン……いえ、クリフを追ってザレッホ火山に行く途中にあった事なのだけれど

ジェイド:………レプリカ、ですね

タリス:ええ。皆知らない人達ではあるけれど、あれだけ大勢のレプリカをモースはどうやって連れてきたのだと思う?

ジェイド:さあ、そこまではわかりません。ですが、脱獄に手を貸した者がいる以上、いくらでも方法はありそうですがね

タリス:逆にそんな簡単に情報って手に入るものなの? どうやって情報を集めるかは知らないけれど、あれだけ多くの人のレプリカが作られているのなら、知らぬ間に………なんて事はないでしょうし

ジェイド:そうですね。だからこそ、何が起こっているのかを探る必要があります。レプリカがいると言う事は、必ず被験者がいますからね……………………まぁ、その被験者が生きていれば、ですけどね

タリス:え?

ジェイド:いえ、ただの独り言です

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