・俺の彼女はモテます


可愛いし美人だし姿勢もいいから
一目惚れですか、仕方ない
彼女はとても優しいですよ
神様は彼女を贔屓しました。
欠点が見当たらない彼女のこと
俺の欲目ではなかった
好かれる危険性を考えよう
日々、神々しくなる
世界中が敵なのかもしれない
悪いことを考える人、こちらへ
俺の彼女ですから。
傷つけることなんて許さない
崇めるのはいいですよ
彼女はモテることに鈍感だ
生まれながらにしての才能
あるいは「罰」
君の優しさは時として君を
俺の出番がそこにはない
君のことを想うだけでは駄目だろう
悪魔が彼女に嫉妬した。
救い切れない純情はやがて
ここには綺麗なものがあったのに
壊れていくのは一瞬で
修復するのは一生かかる
「恋」を軽視するのは「罪」だ
君の意思はそこになく
君が立っているだけで
心が奪われる世界なんだ
俺もその一人
彼女には彼氏がいます!
きっと誰も気に留めない
俺には痛いほどにわかるから
彼女の気持ちで恋は終わらない
これじゃまるで…
どこまでも愛を貫きます
君が俺の手を選んで
他の誰でもない俺だから
君の為にこの身を捧げましょう
君は何も知らずに笑っていて
俺が守るよ
世間知らずなお嬢様
綺麗な言葉だけ触れて
幸福だけ抱きしめて
決して、振り返らないで。
俺の「傷」に気づかないで
君は平和を愛していて
争うのは俺の誓いだけでいい
君はいいところだけ味わって
苦味は俺が請け負うから
とびっきりの笑顔を見せて
俺、君の、笑顔が好きだから
泣かないで泣かないでくれ
君の腕に抱かれた
俺はちっぽけな俺一人だった

私も貴方が大好きなのに!

俺が不甲斐無いから君を泣かせた
強くあれば救えたのだろうか
どこで道を誤ったのだろうか
君の強さを疑ったわけじゃない
自己満足だったのだろうか
君の涙は、綺麗だ。
俺の手は、綺麗か?
君に触れられる資格は…
強さを宿した君の瞳が
本当はずっと怖かった。
君に見合う俺は何処ですか?
安心したかった
自分に役割をあげたかった
もうわからなくなってしまった
空っぽになってしまった
君の必須アイテムになりたかった
君の気持ちを蔑ろにした
君はずっと俺のことを
不安は何処からやってきた?
君は何も変わらないのに
どうして俺は日常を壊した?

全て「好き」で片付けた君に
君の強さに俺は降参した

俺の彼女はモテます


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