「えい」
「……なまえ。君のその爪は凶器だ。私に突き刺すのはやめてくれ」
「はい」
「更に言うなら切ってくれ」
「はい」
「なまえ……聞いていないだろう……」
「だって! わたしはグラハムが好きなのよ!!」
「何がだってなのかわからないが」
「あら、わからない? 好きな子ほどイジメたいって至極真っ当な欲求なのだけど」
「子供の理屈だな……君らしくもない」
「童心に返っていると言って頂戴」
「それには些か無理がある」
「ちぇー」



好き好き好き
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20120129

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