「あああああ何なのこれちょっと意味が……ああああ」 「なまえ? 随分取り乱しているけど……何かあったのかい?」 「ああ、カタギリさん……。実は、その、さっき廊下で、エーカー中尉から……食事に、誘われて。思わず逃げたんですけど……」 「なんだ、良かったじゃないか。どうして逃げたりしたんだい?」 「えっ」 「えっ?」 「……カタギリさんは、わたしに死ねと仰る……?」 「えええ……どうしてそうなるのかな……」 「だって無理ですよエーカー中尉と二人で食事だなんて! もれなく恥死します!!」 「君らしくないなぁ。当たって砕けろ、が君の信条じゃないか」 「ううっ……他人事だと思ってそんなこと言って! 砕けたら骨は拾ってくれるんですか?!!」 「その必要はないと思うけどね。ほらほら、わかったら今すぐグラハムの所に戻って、一言イエスと返事をしておいで」 助けてください title request:『助けてください』 20120107 |