「・・・・どうしたの?」
「・・・何が?」
「最近元気ない。」
「・・・・・・・・・・・・」
「俺に言えないこと?」
「・・・・淳に話さなくてもいいこと」
「・・・そんなはずない。」
「え?」
「君にそんな顔させてる話、俺に話さなくてもいいことなわけないよ」
「・・・・何それ。」
「一緒にやっつけてあげる。話してみなよ」
「やっつけるの?」
「うん」
そう言って笑うこの人は
無邪気なのか。
それとも
何かを企んでいるのか。
「・・・・淳はあたしに好きって言ってくれないよね」
「・・・・・・・・・・・・」
「なんで?言ってよ。」
「・・・言わないよ」
真っ黒の髪が靡く。
あたしに触れたのは淳の唇。
「2文字なんかで治まらないもん」
何を?
そう聞いたら
なんて答えてくれたんだろうか。
そう言って笑うこの人は
無邪気なのか。
それとも
何かを企んでいるのか。
「・・・・淳のばーか。」
「で?本当の悩みは?」
「・・・もういいよ!」
あなたといたら、
そんなもの忘れてしまった。
end.
拍手ありがとうございます!
何かありましたらどうぞ*お返事は日記にて。
(拍手のみでも送れます)