日記
「沙耶さん、今何してる?」



カキカキ…



変わらぬすまし顔で
(ビブセント)




2022/07/03 12:35



整理中に発見



12年前のローライト氏


2022/07/02 14:44



山下達郎さんのコンサートに応募していたのですが、本日当選通知が来ました

やった

今年は、達郎さんと共に夏を満喫だ

八月が楽しみです


2022/07/01 19:04



あべのハルカス上のホテルにいます

ジャズと夜景とワインをお供に、姉と語らい中

久々の、深夜までまったりトークな休日





2022/06/26 23:44



…とペンの走るままに



2022/06/25 20:38



シャッシャッ、

お絵描き中


(ベン)


2022/06/25 16:02



届いた

待ってたよ



2022/06/23 07:53



何だか、夏っぽい





2022/06/17 07:07



出勤前、コーヒーとジャズをお供に書き物

朝のゆとりは毎日の必需品

Lh?の方に、6/3にコメントをいただいた方、どうも有難うございます

私の描くもので喜んでいただければ、これほど嬉しいことはありません

「マイペースに生涯創作」で参ります

また新しい作品を仕上げた際に、ご覧いただけますように

そろそろ仕事の準備をせねば

それでは、皆さんの一日が良い日となりますように



2022/06/16 07:57



▼ウェブスターとビブセントのお話
(♂× ♂18禁注意)



「暑いな…お前の体温のせいだ」
「やめようか?」
「嫌だ、やめたら泣いちゃう」

俺の言い方が必死にだだをこねる子供のようになって、ウェブスターは笑いを漏らした。

シャワーとワインをやった後の昼下がり。半裸で、ベッドでの熱い抱擁。

「やめなくても泣きそうだよ」

体中の細胞を撫でつける優しい声。低くて柔らかい。そんな優しい声を初めて聞いた。本気で愛していると悟(シ)らせる声。それが一晩の刹那でも許そうと、女たちに思わせる声。そっぽを向かれたがもう一度振り向いてもらえたらと燻らせる声。俺に向けるなんて。

考えながらも、微笑みかけられて体の芯が溶けていくのがわかった。ウェブスターがこんな風に笑いかけてくることはない。少なくとも今までなかった。ベッドの中専用の愛想ってわけか。

昔からそうだ。こいつは相手が男であろうと女であろうと無意識のうちに服従させる術に長けている。計算ずくかも知れない。俺の急所を全部知っている。何も伝えていないのに、いつどのタイミングで、どういうふうにすれば俺が服従するのかを知っている。俺が何を望んでいるかなんて一切伝えていないし、恥のせいで目だって合わせていないのに全てお見通しなんだ。

俺を屈服させる為に難解な生物や認知心理の学を修めたのかと思うと、インテリ振りに腹が立った。実際は出会う前に習得していたのでそんな訳はないんだが。

「大丈夫か?」

勝手にあれこれ考えていることもすぐに察知し、ウェブスターは冷静な声で俺の関心を引いた。覗き込むようにした時に、筋張った首にかけられた十字のペンダントが揺れて俺の目の前に垂れ下がり光った。出会った時からずっと着けている。こいつが敬虔なカトリックの上流家庭の一員だった頃の名残り。そして目が合った瞬間に告げられた。

「挿れても?」

その一言に俺は間違いなく赤面した。

"挿れても?"…だって!

気遣っていると見せかけた、一方的で傲慢な言い方。なのに格段に優しい視線と声音のせいで、他のどんなものより大切にされている気がした。女たちもこんな具合に一枚また一枚と防御膜をはがされ、最後には素っ裸で寝そべるだけになるのだ。そもそも女というのは痛みを伴うくらいの強引さを魅力だと感じる。どうやらこの俺もそうらしい。畜生、思うツボだ。

「…んなこといちいち訊くなよ」

緊張していることを知られたくなくて冷静な調子で囁いたつもりだったが、実際は酷い声色だった。絞り出した声の頼りなさをウェブスターはどう思っただろう。何年も世話を焼いて面倒をみ、兄弟のように過ごした。坊ちゃんだったこいつにまずは煙草と酒を教え、今のような粗野な男に仕立て上げたのは半分は戦場、半分は俺だった。言い寄られた時、俺が関心を示さない分ウェブスターは周りの女をうまくなだめた。昔からわかっていたんだろうか?

俺の不機嫌は劣等感と自分に対する自信のなさからくるもので、目を逸らすのはその奥に燻る愛情を何とか表面化しないようにする為なのだと。その行為自体が"好きだ"と告げていたのだろうか?

ひねくれたのも束の間、いきなり面と向かって両腿を肩に担がれ狼狽える。

「お、おい、正面は嫌だ!後ろじゃなきゃ…」
「何で?」
「何でって…」
「この方がお前とセックスしてるって実感する」
「だけど…」

心の準備もままならないのにウェブスターは俺の体にのしかかり、硬くなった下半身を強引に俺の股に押し当ててきた。

「ア、」

反射的に漏らすと、両腿の中に体を割り入れ、鼻先がつくほど至近距離まで顔を近づける。

「…興奮する?」
「…馬鹿野郎!」

叱りつけに、ニヤリと含み笑いを浮かべた口元に犬歯が覗いた。

「かわいいよ、ビブ」

吐きかけられたその言葉に心臓が早打ちして息を呑む。全身が火に炙られたみたいに熱い。そんな言葉はずるい。絶対に思っていない。同時に俺は自分が情けなかった。男にかわいいと言われて勃つ男なんて情けない。それすらウェブスターに知られてしまった。誤魔化せない。

"こいつは俺の言葉ひとつで勃つんだ"と、認識させてしまった。今日は何も隠せないんだ。そしてこの先も。もう、何も。

「あ、ンっ」

肉を割って惜し入ってきた指に体が硬直し、反射的に声が漏れた。務所を出てから何年も誰にも触れられることがなかったんだから当たり前だ。優しく弄られる度に体を震わせて応える。恥で顔面が逆上(ノボ)せるのがわかる。それからウェブスターはいまだセックスをためらう俺の股の内に迷いもなくそれを当てがい、腰を進めてきた。

「ウ…っん、」

当然見たことがない訳じゃなかったから、こいつのそれがどれ程かは知っていたし…さすがにキツい。苦しくて、仰け反り息を浅くして呻く。待って。まだ動かないで。今揺さぶられたら…

「ひゃ、」

振動に喘ぎ、首を振るう。まだダメだって…

「ア…ンん、ンッ、」

レオは俺の弱音に口の端を吊り上げた。

「なぁ、務所で掘られた時もそんな可愛い声を出した?」

耳を疑った。何てことを言うんだ。好きで強姦されてた訳じゃない。"あいつ"に対して特別な感情があった訳じゃない。あいつとお前とじゃ、俺に対する立場が違う。何で今むし返す?

そう、あいつー。

何年も前、ある事件で刑務所にぶち込まれた俺は、見てくれゆえに初日から不穏な囚人たちに目をつけられた。酷いことに、金髪に青い目の形(ナリ)をした若造は空気に同化しようと努めて銅像のように突っ立っていても目立つ。向こうにとっては両手を広げて歓迎したい対象なんだ。

冤罪だった訳だが、俺を恨む奴は組織の中に大勢いたし、上官が黒と言えば黒になる、階級がモノを言う軍隊社会だ。それに丁度精神的に疲弊して魔が差し、よからぬ薬を嗜んでいた時期と相まって投獄まではスムーズに事が運んだ。

ということで重罪犯となった俺は、一際厄介な奴らが集まるリョンナンからさらにもっとずっと北東にある十二使徒のような名前の刑務所に放り込まれたのだが、そこでミラーとかいう年が50かそこらの薄気味悪い太っちょの刺青男と相部屋になり入所早々犯されそうになったので、そいつの耳に噛み付いて引きちぎり、顔面を血塗れにしてやった。

その噂は当時務所を仕切っていた囚人たちのボスであるスカンツィオという男の耳にもすぐに入った。そいつはイタリア系の見るからに悪人面の強面で、顔のあちこちに人生における度重なる闘争で負った切創痕があったせいか、または単に名前の略称なのか"スカー"(傷跡の意味)とか、スカッポと呼ばれていた。

翌日、目の前に現れたスカーは俺より20ほど年上だったように思う。食堂で昼飯の最中だったが、スカーが姿を見せると、俺を除いて辺りにいた人間は血相を変え引き潮のように去っていった。その様子を集団のボスらしく悠然と長めた後ですぐ目の前まで来ると、奴は品定めをするようにじっくりと俺を見つめ、優しさと狂気の入り混じった優れ者特有の物腰で言った。

「ほう、これはこれは…。なるほど、野郎どもが躍起になるわけだ」

………。

まぁ要するにこの瞬間、俺はスカーの私物リストに名が載り、そこから週に半分は奴に強姦される地獄を味わったわけだが、行為の最中も俺は決して屈しなかったので最後はいつも乱闘の末に生傷だらけのスカーの手でヤバい薬を吸わされて意識を失い、されるがままになった。

奴は俺の刃向かいを楽しんでいるようだった。実際スカーに刃向かう人間は、取り巻きだろうとそうでなかろうと皆無に等しかったから、どんな痛めつけを受けようとしつこく牙を向く俺のような威勢のいいガキは新鮮だったのだろう。

スカーはそこにいるあらゆる人間の弱みを握っているみたいだった。看守だろうと、権力者である所長でさえもが奴の悪行にだけは閉口し、全て見て見ぬ振りだったのだから。

ーそんな過去もあったと、何かの拍子に俺はウェブスターに話していたので、ウェブスターは務所での話を持ち出したのだ。

"務所で掘られた時もそんな可愛い声を出した?"

ウェブスターが何でそんな皮肉めいた台詞を言うのかわからなかった。反吐が出る暴言に胸を殴りつけて突き放したかったが、久々に男を取り込んだ俺の体はそれどころじゃないと告げていた。心臓を貫くような言葉とは逆に、行為は吐く声が上ずるほどに優しい。ゆるゆると繰り返されるいじらしい腰使いに知らず知らずのうちに俺の声は甘ったるくなっていたらしい。

「ダメ…ダメ…」
「何が?恥ずかしい?」
「ン、…んン、」
「色っぽいな」

耳に噛みつくようにして行った囁きに背筋がぞくぞくした。ウェブスターがこんな風に優しく誰かを抱くとは意外だった。こいつの性格上、セックスの時ももっと強引に、相手を吊るし上げるようにして服従を強いるものだと思っていた。そうしてくれてもよかったんだ。傷付けられても構わない、お前になら。優しくされるのは対象外な気がして、尚更強い恥を感じるから。だけどこうして優しくされるのは好きだ。お前にとって、この一瞬だけでも自分が大切な存在なのだと感じる。お前が俺の愛を、俺を求めることで満たされる。また抱きたいと思ってくれるならどんなことでもする。

レオ。愛しているんだ、とても……

その願いが涙となって流れ出ていることに俺は気が付かなかった。ウェブスターは何も言わず、目尻に押し当てた唇でその涙を吸った。俺は感じたことのない心の痛みと戦いながら、腕の中で素直にその愛に悶え、服従した。





ウェブスターとビブセント
プロット/断片話(ビブセント視点)


2022/06/11 14:43


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