まとめ12
頭痛を感じたならお気をつけなさい。迷子になってしまっているから。迷子になったのなら桜吹雪にお気をつけなさい。迷子を連れていってしまうから。元に戻りたいのなら、大切な人を思い出しなさい。あなたをきっと、出口に導いてくれるから。
@0daib0t: 頭痛、迷子、桜吹雪
わたしは覚えている。大きな赤い薔薇の花束を渡したい人がいたことを。その人の背中を追っていたことを。あと少しで渡せそうだったことを。でもわたしの記憶はそこから先のことを一切覚えていない。思い出にできない程、それは悲惨な結果だったのだろうか。
@0daib0t:背中、思い出、赤い薔薇
手を伸ばしても届くはずはない遠い宇宙。未だに分からないことの方が多くて、だからこそ心が擽られる。そこに行くには長い年月が掛かりそうだけど、必ず辿り着いてみせる。オレはそう誓い伸ばしてた手をぎゅうと握る。その手はまだ、何も掴めてはいなかった。
@cosmosno:今はまだ遠い宙
幽霊がでる。
そんなうわさ話により立入禁止になったマンションの屋上。オレはそこに立ち、時空の歪みを睨みつけていた。この世界にできたいろんな歪みを直すのがオレの仕事だ。そしてそれは人に見せることはない。さて、今日もサクッと終わらせよう。
@0daib0t:マンション、歪み、立入禁止
解散ライブの後のそこは、あの時の盛り上がりが嘘のように静まり返っていた。もうここに来ることはない。その思いを噛み締め、彼は愛用のギターを担いでその場を後にした。人生の大半を捧げてきたライブハウスへ、おやすみ、と呟いて。
@0daib0t:おやすみ、ギター、ライブハウス
備え付けの本棚の一番上。少し危ないけど誰も取らないようにわたしが隠した百科事典。それをつま先立ちで手に取って、いつもの場所に座る。わたしお気に入りのこれは知識が詰まってる。わたしは今日もその知識の海にログインしてたくさん学ぶのよ。
@0daib0t:つま先、ログイン、百科事典
時折君が恋しくなる時がある。でも、笑った顔、泣いた顔、怒った顔。君のコロコロ変わる表情は思い出せるのに、君の声が思い出せないんだ。それすら思い出せない薄情な僕はきっと、君の顔も忘れてしまうのだろうね。
@bokumouboku: いつからだろう。君の声を思い出せなくなったのは。
日付も変わったこんな時間まで起きている君!受験勉強かい?ただの夜更しかい?ゲームをしながら?なんだっていいさ!今宵もこの時間がやってまいりました!さぁ!私達で作っていきましょうか、音楽に溢れた素敵な素敵な深夜の時間を!
@odai_bot01:深夜ミュージック
今日は貴女が守る人。明日はわたしが守る人。お揃いのピアスを毎日、つける耳を変えてつけるの。苦なんかじゃないわ。そうすることで貴女との絆を感じられるから。何ものにも断ち切ることなんて出来やしないわ。わたしと貴女だけの甘美な関係は。
@LoveTitleBot:お揃いのピアスを片耳に
このガラスの靴はわたしが一歩踏み出すためのきっかけでしかないの。だから、わたしが一人で歩けるようになった今は必要のない物。もう大丈夫。裸足でだって歩いて行ける。
@ctitle_bot:ガラスの靴を叩き割る
こたつに入って、その上にトースターを置いてパンを焼く。ありふれた毎日、ありふれた朝。寒い寒いと文句を言いながらこたつに入りこむ君と触れる脚に、幸せを感じずにはいられない。
@0daib0t:こたつ、トースター、触れる脚
いつから待っていたのか。なんの為に待っているのか。少年は今日も大切なものの為に待ち続ける。少年には大切なものの記憶はない。それは思い出さなきゃきてくれないのだと、少年は知っている。それなのに思い出せない。だからきっと、今日も、
@feel_odaibot:きっと、今日も、こない。
蝋燭の火だけが灯る薄暗い部屋で、彼は今日絶交を言い渡した友人について思いを馳せていた。あいつとはもう二度と会うことはない。それが自分にとってもあいつにとっても最
善の解答なんだ…!そう言い聞かせて、蝋燭の火を心に残る未練ごと吹き消した。
@0daib0t:蝋燭、未練、もう二度と
「また振られたー!」
「はいはい、で?今度は何をやらかした訳?」
「よく分かんねぇ。なんとなく別れを切りだされた!あー誰でもいいから付き合ってくれ!」
「…だったら、ねぇ、安くしたげるからわたしにしない?」
「え、」
@odai_amedamabot:タイムセール中の私はいかが?
ここは彼女たちの理想の庭なのです。ここには彼女たちだけがいればいい。他の誰も必要ない。もしも誰かがこの領域を侵すなら、彼女たちは容赦はしないでしょう。この楽園の幸せは彼女たちだけで完成されているのですから。
@odai_mzekaki:排他的な少女達
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