まとめ42
もう二度と会えないと思っていた父様に会えた。それだけで家族に笑顔が戻り幸せになれる、はずだった。けれどこの復讐が終わったら、また家族みんなで笑い合えるって信じている。だから、その為であれば僕は、どんなことでもやる覚悟がある。
@asitanoiro:いつか笑いあえる日を夢見て/V

我らの王はボロボロの姿でお戻りになられた。その傷は最期まで我らを、我らの世界を、背負い守ろうとしてくださった証。王は静かに微笑まれ、そしてそのままお休みになられた。あぁ、我らの救世主たる王よ、お休みなさいませ。
@67j2:おやすみ僕らの救世主/国民

もう嫌だと凌牙は泣いた。生きていたくない死なせてくれみんなに会いたい。そう叫ぶ凌牙にWはどうしようもなかった。全部俺のせいにしていいから生きてくれ。そう伝えてやりたかったが、伝えたところで無駄だという事をWは理解していた。
@67j2:全部俺のせいにしていいから生きてよ/W→凌

人間の心は捨てた、はずだった。それでも命をかけて心に、魂に訴え続けるその声は、少なからずオレを揺さぶる。オレがバリアンのままなら何も突き刺さる事なんてなかっただろう。人間になっていたことがこんなにも重く、苦しい。
@odai_bot00:ずっと化け物のままでいたかった/ナッシュ

お人好しの演技をするのも敵に協力するのも全ては計画を滞りなく遂行させる為。実際、あいつは馬鹿みたいに単純にオレを信じた。オレに笑顔を見せる遊馬を思い出すとニヤケを抑えられない。いつけしかけてやろうか。楽しみで仕方ねぇ!
@mumeino:突き落とす時期を虎視眈眈と狙ってる/ベクター


彼の帰還に皆が喜んでいる。心から慕う王が帰って来たのだ。友との決別、敵対。君がそれを受け入れ皆のために戦うのならば、私も全ての力を君のために捧げ、尽くすことを誓おう。そして、きっと取り戻そう。君が愛したあの平穏を。
@kimiaobot:君が愛したあの平穏/ドルナシュ

シャークが笑った。見たことない楽しそうな表情をオレに向けて。それがすげー違和感で、ようやくこれは夢なんだって気づいた。ガッカリはしたけど、それでもいいや。シャークが笑ってくれたから。だからオレも、笑顔で応えてやるんだ。
@textss_bot:夢でもよかった。君が笑っていてくれたから。/ゆましゃ

おうさま、おかえりなさい!イリスね、ずっとまってたんだよ!おうさまがいなくなって、イリスすごくさみしかった。でもそのあいだにみんなからいーっぱいいろんなことおしえてもらったの!それでね、あのね!おうさま、きいてくれる?
@textss_bot:いっぱいいっぱい、つたえたいことがある。/イリス

オレは誰なのか。そんな疑問があれからずっと消えない。自分は確かに神代凌牙のはずで、迷うことなんてないはずなのに心のどこかがそれを認めない。苦しい。もう誰でもいい。オレが神代凌牙だと肯定してくれ。オレがオレでいられるように。
@67j2:名前をちょうだい。ぼくが「ぼく」である記号をちょうだい。/凌牙

俺は焦がれていた。あいつが俺を憎み、正義の剣を携えて裁きに来るのを待ち焦がれていた。自分のした罪の深さは理解していた。なのに俺の罪を簡単に水に流すなんて言い出さないでくれ!この程度のことで俺が赦されていい訳はない。
@67j2:罪に裁かれる未来を待っている。そうしたらやっと、あなたに赦してもらえると思うのです。/W→凌


行方不明だった父が変わり果てた姿で帰って来た。憎しみを滾らせ俺たちに復讐を強いて。それでも俺たちはその人を受け入れた。迷いがなかったわけじゃない。けれど記憶の中にある幸せだった毎日が、家族の絆を断ち切るのを阻んでいたのだ。
@srkm_title:僕は今日ほどに家族の絆を恨んだことはありません/W

オレの肩から背中にかけての傷は、確かに神代凌牙という人物がいた証拠だ。幼い頃に妹の璃緒を庇ってついた傷。オレではない“本当の凌牙”が負った傷。オレはそれを忘れない。これからも神代凌牙を背負って生きていくからには。
@asitanoiro:背中の傷跡/凌牙

凌牙の瞳なんて毎日見てきたはずだった。それなのにたった一度、目があった瞬間にコバルトブルーの瞳の奥底に見えた憂いが忘れられない。胸がドキドキしてあの瞳が欲しくなる。どこまででも捉えて、落としていっているほしいとさえ思う。
@nodokiri:コバルトブルーの瞳に落下/八凌

お互いに譲れない思いがあった。遊馬は仲間達から託された希望を、ナッシュは世界の王としての責任を、それぞれ背負いぶつかり合う。彼らにとってどちらが正しくどちらが悪かではなかった。己の信念を貫き通す力の張り合いだった。
@nodokiri:信じた正義を貫く強さ/遊馬とナッシュ

ポセイドン連合国は海底に沈んでしまった。当たり前の事だが哀しく、せめて元国王として逢いに行けたらと思う。だがこの体ではそうも行かない。だから最期の時、この身を海に沈めよう。そうすれば海の底で逢えるだろう、懐かしい者達よ。
@roubaititle:海底であおう/ナッシュ



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