「先輩!波菜先輩!」
「波菜今日も犬来てるよ」
私にはとっても可愛いくてかっこよくて素敵な彼氏が居る、皆は私の彼氏を犬っていうけど大切で大好きな彼氏です
「失礼な!赤也くんは彼氏ですー」
「そうっすよ!俺は波菜先輩の犬じゃなくて彼氏っす!」
「赤也くん帰ろ!」
「はい!」
それから帰り道は今日の朝練に遅刻した話とか購買でおばちゃんがおまけしてくれた話とかしていつも2人が別れる道でまた明日ねばいばいってする所だったのだが急に赤也くんが制服の裾を引っ張ってきた。
なんだよ赤也くん可愛いすぎてつらいよ、裾を引っ張るとか反則でしょ!
「あ、あの先輩」
「なーに」
「今日良かったらご飯食べて行きませんか?」
「赤也くんの家で?」
「そうっす、姉貴が先輩見たいって言い出してそしたら母ちゃんも乗り気になっちゃって、今日ご飯食べに来て貰っちゃだめっすか?」
あれ、おかしいな赤也くんのが背高いはずなのに赤也くんが上目遣いだ。
「行っていいの?」
「もちろんっす」
携帯を出してささっとお母さんに今日は友達の家でご飯ご馳走になってくるってメールを売った
「じゃあ行かせていただきます」
「よっしゃー!」
そういって抱きついてきた赤也くん、可愛いなと思って見つめていたら赤也くんと目があった。
「先輩が彼女でよかったっす」
「私も」
少し笑いあってから静かに目を閉じた