「お疲れさん、梁。
休憩にせぇへん?」




させてくれ…。死ぬ…。
あのクソ坊主、人をこき
使いやがって。



「うわ!ごっつ綺麗やん!」




ぐったり…。あの、クソ
坊主…ッ!人使いが荒すぎ
んだろ!




「今まで修行に来た人は
おったケド…。こんな
綺麗にしてくれたんわ
梁が初めてやな!」




たかだか生年2ケタの
連中とはちげーんだよ。
(余裕の3ケタ)
久々にいい汗かいたぜ。




「俺も手伝うわ」

『……』



俺は後ろからそっと、奴の
首に手を伸ばした。
悪ィな。恨むんなら俺じゃ
なく…、雪平の血を恨め。



 
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