笑って許して、御愛嬌
マジで、ヤバいかもしんない・・・。
今日は大学の友人に誘われて宅飲みをした。
炭酸はあまり得意じゃないのにビールなんて飲んじゃって。
完全に調子に乗っちゃったよな、俺。
「マサト飲んでるかー?」
「う゛っ・・!のっ飲んでるよ!」
背中をバシバシ叩かれて腹に力が入る。
実のところ腹が痛くてそれどころじゃない。
ぐるぐるなる腹に冷や汗が流れる。
友人宅でまさかトイレに籠もる訳にも行かないし、ましてや扉が薄い1R。
屁でもしようもんなら部屋にいる奴ら全員に聞かれる。
いや、屁ならまだいい。
この具合だと絶対下痢だと思うんだよな・・・!
今日にかぎって飲みの日には必ず持ってるウコンも整腸剤もないし。
完全に詰みだ。
「オイ・・・マサトマジで気分悪そうだぞ。平気か?」
「だっ大丈夫だからっ」
誰にでも優しいシンジが俺の方に寄ってくる。
この時ばかりはほっといてほしい。
少しでも気を緩めると屁が止まらなくなるような気がする。
「なあ、ホントに平気か?」
「ひっ!」
背中をさすられて肛門がヒクついた。
痙攣したようにピクピクしてて、このままじゃパンツが犠牲になる。
「う゛ぅぅ・・・や、やっぱ具合悪いみたい!悪いっ今日帰るわ!」
「オイっマサト!」
鞄を手にとり、腹を押さえながら友人宅を足早に去る。
ホントならケツ穴に指突っ込んででも漏らすことを阻止したい・・・!
「な、なんだったんだ?マサトの奴・・・」
「さ、さあ?」
「腹押さえてたし腹痛じゃん?マサト腹弱いからなあ・・・」
友人宅を飛び出した時にはまだマシだったけど走ったのが仇になった。
も、漏れちゃいそう・・・。
自宅まではあと20分ぐらい。
近くに公園とかコンビニも見あたらないし絶体絶命。
「も、漏れる・・・」
我慢とかできそうになくて少し暗い路地に入る。
野糞とか人生で見られたらおしまいレベルの行為だと思うがズボンの中に漏らすよりマシ!
股をすりあわせながらベルトをはずす。
ぐるぐるする腹を撫でながら下着ごとズボンをずり下げた。
「・・・マサト?」
「へ?!」
いきなり声をかけられて間抜けな格好のまま振り向く。
そこにはシンジがいた。
「マサト、マジで具合悪そうだったから・・・その、心配だったし・・追いかけてきたんだけど」
「あ・・・やっ来るな、来るなあ」
「お前、何してんの・・・?」
その言葉に身体が跳ねる。
まさか野糞しようとしてたなんていえないしっ下半身丸出しで何の言い訳をしたらいいんだ!
ブッブリュ・・・
「ひんっ!」
下半身丸出しで腹が冷えたからか我慢できずに屁が漏れた。
下痢便が今にも出てきそうで、でもシンジの前で下痢便を噴射するわけにはいかない。
俺は思い切ってケツ穴に指を突っ込んだ。
「あ゛うっ・・・!」
「ど、どうした?」
「何でもない!大丈夫だから、も・・・帰れよっ」
シンジのことだ、今日のことは他言しないでいてくれるはず!
目をぎゅっと瞑って早くシンジがいなくなるのを待つ。
・・・寒さに尿意までもよおしたからホント早くしてくれ。
「マサトうんことしっこしたいの?」
「は?!」
目を開ければ目の前にシンジがいて、俺のケツ穴とちんこをまじまじと見ていた。
ケツ穴に突っ込んだ指を掴まれて出し入れされる。
「うぎっ!シンジっ何・・う゛う゛っ」
「まさかマサトがこんなことしてるなんて思わなくてさあ」
「待っ!シンジ、ホントやめろよっうぅっ」
「下半身丸出しでケツ穴に指入れて・・・これ趣味?」
ちんこまで扱かれて足がガクガクしてきた。
ってか、シンジ手扱きうまっ・・・!
はっ!そんなこと考えてる場合じゃない!!
ケツ穴が少し弛んでしまったのか指に嫌な感触がする。
「あ・・・。マサトの指、うんこついてる」
「あっやあ!ばかっ見るなあ・・・!」
「ちんこも勃起させてやらしー」
くそっシンジの奴ねちっこい!
コイツこんな奴だった?!
「あっ、あんっ!」
「マサトケツ穴から指抜いて感じたの?」
「ち、ちがっ」
「どうだかねー」
たっ確かに少しだけ気持ちよかったけど!
でも今はそれどころじゃなくて、弛んだ穴から下痢混じりの屁が漏れてる。
「シンジ、もっ駄目・・・もっ漏れちゃう」
その場にしゃがみ込もうとすると腕を引き上げられて膝裏を抱えられた。
まるで用事におしっこをさせるような格好。
「ばっばか!何してっ」
「いいよ、漏らして」
「は?!」
「見ててあげるから」
「嘘っ嘘!やだっ」
そうは言ってみても弛んだケツ穴からはどろどろした下痢便をこぼしていく。
トドメに身体をキツく曲げられて文字通り下痢便を噴射した。
ブリュッブシャッブブブ・・・
屁も混じらせながら盛大にうんこを漏らした。
「うわあっ・・・マジでうんこ漏らした」
「う゛っうぅ・・・」
「ははっ!マサト、自分のちんこ見ろよ」
「ふぇ?」
そう言われてちんこを見ると射精していた。
びゅるびゅると精液をまき散らしてる。
「いやっいやだ!嘘だ!」
「うんこ漏らすの気持ちよかった?」
「違っ違う!」
「でもちんこは射精したな」
そう言われると何も言えない。
さらに射精し終わってほっとしたら今度はちんこから黄色い液体が噴き出した。
「今度はしっこ漏らしてる」
「やっあ!とまんなっ」
とめようにもとめ方がわからなくなり、腹に力を入れて余計にしっことうんこを噴射させてしまった。
俺の馬鹿!
ブチャッブゥブリュリュビチャッ・・・
もうどうすることもできなくて、ただただ目を瞑ってこの時間を耐えた。
ようやく長い排泄が終わる頃には俺の下半身はどろどろで、路地には俺が漏らした大量の下痢便が広がっていた。
シンジは俺の手を壁につかせるとポケットティッシュでケツ周りを綺麗に拭いてくれた。
ついでに精液も。
「マサトが下半身丸出しで立ってんの見たら意地悪したくなってさ、やりすぎた」
「ホントだよ。最低」
「腹弱いし炭酸苦手なくせにビールなんか飲むからだぜ」
「それはごもっとも・・・」
下半身が綺麗になると下着とズボンをはいてベルトを締める。
あーあ・・・ホント最悪。
「じゃあマサトの家で飲み直そうぜ」
「・・・お前、2人で飲むとセクハラするから嫌だ」
「そんなこと言うと今からみんなに電話して『マサトがうんことしっこ漏らしながらイった』って言うからな」
「よーし!コロナ買って帰るぞっ!」
「コロナやめろって!炭酸じゃん!パック梅酒にしろ!」
結局シンジの言うこと聞いてパック梅酒を購入して帰宅した。
飲み直してお互いテンション上がって、ついでにめちゃくちゃセクハラされたけど別に悪い気はしてない。
・・・下痢したのとシンジのデカチン突っ込まれたからケツ穴痛いけど。
お、男同士ってケツ穴に挿れるんだな・・・。
隣で気持ちよさそうに寝てるシンジ、ちょっと酒臭い。
その顔にちゅーしちゃったのは御愛嬌ってことで。
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