電波の向こう側

俺が最近ハマってるもの。
3位、マリカー。
2位、マックのラテ。
1位、テレフォンセックス。



テレフォンセックスするためだけの掲示板。
テレフォンセックスって言っても俺はオナ指示メイン。
だって相手想像してなんてマジキモいし。
ただ少しの刺激があればいいのだ。

今日の相手は誰にしよう。
うまい奴にあたればいいけど下手くそだったら最悪。
誘い文句に釣られた男を吟味する。
写メ付きはNG、なんか萎えるから。
ギャル文字も嫌、絵文字使いまくるのも嫌。
適度に紳士な感じがする書き込みを見つけた。
今日は彼にお願いしようかな。
HNはMATSU、マツさんねー。
彼のメアドにTEL番を送信。
掲示板に書いてあるTEL番は虫食いにしてあるのだ。

相手から電話が来るまでおよそ5分から10分。
その間にローションとアダルトグッズを準備する。
指示下手くそだったらアダルトグッズでイって終る。
本当なら相手を変えたいんだけどそんな事したら掲示板にいられないしね。
マナーは大切。
少し暖房強めて全裸でスタンバイ。
マツさんはどんなコトしてくれるだろ。
携帯を開けばちょうど着信がきた。
非通知、おそらくマツさん。

「もしもーし」
『・・・あの、マツですけどゆーきさん?』
「そうだよ。よろしくね」

ラッキー、なかなかいい声。
トーン低めの声にゾクゾクする。
相手の顔が見えないから声って結構重要なんだよね。

『テレフォンセックス好きなの?結構掲示板いるよね』
「うん、大好き。テレフォンセックスのこと考えただけでイっちゃいそうだもん」
『ははっ、ゆーきさんって変態なんだね』

ああ、そのライトな話し方ドストライク。

「ね、マツさん。早く俺を詰って罵って貶めて?おちんちんが寂しいの」
『あははっ!ホント、変態』



「あっ・・・ふ、ンンッ!」
『鈴口指の腹で押さえて、少し強めにスライドさせるの』
「くぁっ、ふぅ・・・!気持ちいいっんああっ」

携帯はすでにスピーカーに。
じわじわ責めるタイプらしいマツさんのおかげで乳首は真っ赤、ペニスはパンパン。
スライドさせた指には少し粘つく透明の液体がついて糸を引く。

『玩具あるんだよね?ゆーきさんは何が一番好きなの?』
「はあっあ・・ローターが好きぃ。いつも、おちんちんに当てて、一緒に扱くのぉ・・・」

クスクスと笑う声がする。

『変態。ねぇ・・・ゆーきさんはアナル弄ったことないの?けつまんこ』
「ふ、うぅっ・・あるけど、嫌。だってっあん!おちんちん萎えちゃうからあ」

前に指示されて弄ってはみたが何が気持ちいいのかわかんなくて、結局ペニスは萎えるわ尻は変な感じがするわで散々だった。
それからアナルは弄っていない。

『大丈夫、ヨくしてあげる』

その声と話し方だけでペニスがビクビク脈を打つ。
マツさんの指示なら喜んでアナル弄っちゃうよ。

『ゆーきさんのぐちょぐちょおちんちんの先走りでけつまんこヌルヌルにしてみて』
「うんっ、はひっ・・・けつまんこヌルヌルなったあ」
『ゆっくりマッサージして。入り口が柔らかくなるまで』

ぐにぐにとアナルをマッサージしていく。
徐々に柔らかくなってきて、前の時よりなんかいい感じ。

『けつまんこ、トントンってノックしてみて』
「ぅ、ンンッ・・・ひぃっ!」
『ははっ指中に入ったの?けつまんこも変態なんだ』
「は、あっや・・・」
『ゆーきさんのほしがりまんこに指挿れてあげなよ。ゆっくりね?』

ゆっくり押し進めるが滑りが悪くて第一間接までが限界。
ぐにぐに回せば物足りなくて腰が揺れる。
もっと、奥がじくじくするのにっ!

「あっあん、は・・マツさん、ローション使っていい?けつまんこぐちょぐちょしたいぃ」
『うん、いいよ』

開いてる手でローション出してどろどろにすると指はスムーズに挿った。

「指、はいったあ」
『どんな気持ち?』
「痛くはない・・でも中じくじくして変だよぅ」
『じゃあ指をお腹の壁に押し付けて、ぐにぐに刺激してみて』

その指示通りにしてみるがなにも気持ち良くはない。
どちらかと言えば入り口のがゾクゾクして気持ちいい。

『おちんちんの根元より少し上の壁を刺激する感じ』
「うぅんっ、あっああん!」
『ははっあたりかな?ゆーきさん可愛い声』

な、なんだ今の・・・。
すごい気持ちいいような・・?
俺はもう一度確かめるようにそのしこりを押しつぶした。

「ひぅっアアン!やっあ・・なにこれぇ・・・!」
『ふふっそれがゆーきさんのイイトコ。おちんちんも萎えてないんじゃないの?』

うん、萎えてない。
ぐちゃぐちゃのままってかもっとひどいかも?

「もっと、触っていい?気持ちよかったあ」
『いいよ、乱暴にかき混ぜて、グリグリ押し潰して』

許しが出るなり俺はアナルを乱暴に弄りはじめる。
前はあんなに気持ち悪かったのに。
くせになりそう。

「あっああん!は、やばぃいん!はあんっ」
『ゆーきさんの中の音聞かせてよ』
「ふぁ、あっ・・・う、うん」

携帯に跨って、緩くなったアナルに指を増やした。

「ん、聞いてて」
『うん』

ぐちっ、・・ぐちゅっぐちゅぐちっ

「はあっあん!気持ち、いいよぉっ!」
『ローター入れて、押し付けて。おちんちんと一緒に扱くよりもっと気持ちいいよ』
「ああん!・・・うんっうんっ!」

アナルを弄る手はそのままに開いた手でローターを手に取る。
アナルから指を抜いてローターを埋め込んだ。

『ローター入れたらスイッチ入れて』
「はひっあっぅぁぁ・・・」
『じゃあまた指入れて、さっきのいいとこに当てて』
「ひっは、はあっああん!あ、あっ無理、無理ぃっでちゃ・・んんっでちゃうっ」

頭がスパークしてペニスがぶるぶる震える。
ペニスからは大量に先走りが出てて、水たまりができてしまいそう。
でもなかなか待ち望んでる快感は来ない。

「あっああ!やあんっらめ、らめぇ・・!イきたいのにっらしたいのにっ出ないぃっ」
『やっぱりけつまんこだけじゃイけないよね。おちんちん弄っていいよ』
「うんっ!っあ・・・ひぃんっ!ああっ、イイよお!」
『けつまんことおちんちんぐちゃぐちゃにしながら、たくさん精液出して』
「ひぃん!あっああ・・・!れるぅっでるよお!うああん!」

腰を震わせて大量に射精する。
おしっこでも漏らしたみたいに止まらない精液が今度こそ床に水たまりを作った。

「はあっああ・・」
『気持ちよかった?』
「最高」
『ははっ変態』
「また相手してくれる?」
『うん。じゃあ明日』

そう言って電話は切れた。
切ない電子音。

「マジヤバかったな・・・」

でも腰がダルいのが玉に瑕。



次の日も腰はダルくて歩くのも嫌。
でも学校は好きだし優等生で通ってるから休みたくはない。

「さすがに・・・やり過ぎたか?」

腰を撫でながら机に突っ伏してたがよくはならない。
先生達からも具合が悪いのかってたくさん声かけられる。

「具合悪いなら保健室で休んでなさい。次の授業の教科担には私が伝えとくから」
「・・・はい。お願いします」

担任の行為に甘えて少し心は痛むが保健室に向かう。
まあ今日ぐらいいいよね?
廊下を抜けて、保健室まで後少しのところで手を引かれる。
そのままずるずるとトイレに引っ張られた。

「ちょ・・何っ」
「さぼり?優等生がいけないんだ」
「違う!俺は保健室にっ」

確か隣のクラスの奴だ。
名前は覚えてない。

「お前こそさぼりだろ!教室戻れよ!」
「うちのクラス今自習なんだよねー。それより保健室行くの?」
「そーだよ、だから離せ」

ずいっと顔が近寄ってきて思わず身構える。

「腰がダルいんでしょ、ゆーきさん」

身体が硬直した。
声が心なしか昨日の、確かマツさんに似てる気がする。
何で、何でばれた?

「俺入学式の時にたまたまゆーきさんの隣でさあ。なんとなくアドレス交換したんだよね、覚えてる?」

確かにしたかもしれない。
よく思い出せないけどそんなことをしたような気がする。

「たまたま掲示板で似たような番号見つけたらホントに登録してた番号だしさあ。非通知でかけたがらわかんなかった?」
「う、嘘・・・」
「ははっその顔可愛い」
「ひっ」

グリグリとペニスを揉まれて腰が揺れる。

「変態」

マツさんのあの声で罵られて、マツさんの手が触ってるって考えたらたまんなくなってきた。
昨日の夜のこと思い出してペニスは完勃ち。
ガクガクする腰を支えられて、マツさんの舌が耳を荒らした。

「うああっ、はっあん・・や、やめっ、うああ」
「ねぇ・・・もっとゆーきさんを感じさせてあげるから、俺に従ってよ」

ああ・・・俺、この声に逆らえる気がしないんだけど。




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