12月24日のお仕事

「イチゴ足りないっ!」
「明日朝に届くから大丈夫!」
「生クリームちゃんと出来てないじゃん!どろどろしてるよ!」
「嘘付け!うわっオーブンの横に置くとかバカじゃん!何してんだよ!」
「ぎゃー!ちょっとぶつからないで下さいよっ!アラザン散らばっちゃったじゃないですか!」
「うわっ、ショコラが!アラザンまみれになってる!」

町の小さなケーキ屋さん。
物好きな6人で経営してる。

人付き合いが苦手な加賀見くん。
うまく笑うことができない花街くん。
ショコラにしか興味のない安達くん。
甘いものが嫌いな槙原くん。
パティシエなのに煙草の匂いしかしない八木くん。
そしてそのみんなを仕切る僕が店長の伊波。
元々は人付き合いが嫌いな加賀見くんと2人で始めたお店だった。
でも噂が噂を呼んで、だんだん人気がでて。
僕らみたいなのと長くやってける人なんて限られててこんなになってしまった。

毎年クリスマスは戦争で、最近ではイブ前日からイブのお昼まで店を閉めて準備をする。
膨大な数のケーキを焼くのだ。
今年の予約は全部合わせて136個。
秋にオーブンを新調したのは間違いじゃなかった。
いつもなら煙草の匂いしかしない八木くんも今日ばかりは生クリームの匂いがする。

「朝飯は絶対らーめんがいい。しょっぱいの」
「牛丼とか食べたくないですか?」
「槙原くん良いこというじゃなあい。伊波さん、吉牛ゴチでっ」
「じゃあ12時半にケーキ受け取りに来るって言ってた水谷さんの奥さんの相手は安達くんだからね」
「そんなっ!」

水谷さんの奥さんは安達くんがお気に入り。
なかなか離してくれない水谷さんの奥さんの相手は僕も少し苦手。

「加賀見さん、マジで眠そう」
「眠そうなんじゃない、リアルに眠いんだっ!」

目をごしごし擦りながら反論してる加賀見くん。
昔から徹夜とか苦手な人なのだ。

「順番にだいたい2時間ずつ仮眠とろうか。加賀見くんと八木くん行っておいでよ」

その言葉を聞くなり加賀見くんは生クリームをほったらかして仮眠しにいった。
慌てて八木くんも2階へ上がった。



「店長、花街くん、交代です。仮眠とっていいですよ」
「ありがとう。少しは休めた?」
「ばっちりですよ」

サロンとキャップを外して店の2階へ。
店の2階は居住スペースで、主にみんなの仮眠室。
忘年会とかもここでやる。

「うあー・・・つかれちゃった」
「お疲れ様です」

僕はごろりと横になる。

「2人なんだし敬語じゃなくても」

花街くんに笑いかければ苦笑いをする。
少し前から僕等は付き合っていたりする。

「じゃあいつものように」
「うん」
「マジで疲れた」

ぼふんと僕の上に落ちてくる花街くん。
眉間に皺を寄せてマジなお疲れモード。
その頭をゆっくり撫でてあげる。

「今年は注文多いから・・うれしいけど大変」
「ん」

目を細めてる姿はまるで犬みたいで自然と顔がにやける。
笑うの苦手なのに、こーゆーとこ可愛い。
付き合ってほしいって言われたときには心底びっくりしたけど。
普段から真面目な花街くんがなんかさらに必死な顔してるんだもん。
思い出したら顔がにやけちゃう。

「何笑ってんの?」
「ふふっ内緒」
「む・・・」
「あっ・・・!ちょっ花街くん、どこ触ってっ」
「何で笑ってたの?」
「はぅっ!やっあぁ・・・言うからっやめてっ」

ゆったりとペニスを撫でられてギブアップした。
僕は早漏だからすぐ勃起させちゃう。
我慢とかも出来ないので花街くんが本気になったら空イキなんてすぐだもの。

「花街くんに告白された日のこと考えてたの」
「何で笑ったの?」
「だって花街くん必死だったし、それにいつもより真剣だったんだもの」

唇をとがらせて拗ねてる花街くん。
よしよしと頭を撫でてあげる。

「後はね、幸せだったから笑ってたの」
「う゛っ」

なんかうめいて顔を隠した花街くん。
耳が真っ赤だった。

「照れたんでしょ?」
「・・・」
「花街くんってホント可愛い」

その言葉に反応したのか肩がビクッと震えた。
花街くんはゆっくりと身体を起こして僕を抱き寄せる。

「伊波さんのが可愛いよ」
「んっ!ああっやめてやめて!駄目だよぅ・・・!」
「もう勃起しちゃった」

ぐにぐにと揉まれて、パンツ越しに数回扱かれただけで僕のペニスは勃起した。
足を閉じて見たけどゆるゆる動く手に腰が揺れてしまう。
いつの間にか足を開いて花街くんの手にペニスを擦り付けていた。

「ふああっん、あんっ」
「ほら可愛い。すぐ腰揺らしちゃって。気持ちいいの?」
「うんっ気持ちいいの・・もっとしてほしっ、あんっ」
「はいはい。パンツと下着脱がないと染みになるよ?」
「やぁ・・・脱ぐから、んっ」

僕は下着ごとパンツを脱いだ。
少し遅かったらしく、下着には染みができてて糸を引いた。

「伊波さんのペニス涎こぼして糸引いてたね」
「う、あっ・・・」

花街くんに耳元で囁かれただけで僕はペニスからさらに涎をこぼした。

「花街くんっむりぃ・・・我慢出来ないっ」

そういうなり僕は自分でペニスを扱いた。
ピリピリとした快感にさらにペニスを大きくさせて必死に扱く。

「イイっああん!気持ちいいのおっあっ・・はあんっ!」
「いつも言ってますけど・・・それじゃオナニーと変わりませんからね」
「はあん!だって、我慢れきないからっはひっ」
「伊波さんが好きなアナル、弄ってあげるね」

僕のペニスからこぼれた涎でどろどろのアナルに花街くんの指が入ってくる。

「はあっあっイくイくっひっんんんっ!!!」
「いっぱい出したね?・・でもここ触ったらまだでるよね?」
「は、らめらめぇっまっまってひぃぃっあああっ!」

僕はイったばかりだったのに前立腺を潰されてまたイった。
ペニスからは止まることなくピュッピュッと精液がでてる。

「前立腺触るだけでイくし、掻き回してもイくし・・・ホントアナル大好きだよね」
「うんっうんっしゅきぃはあんっあっああっ精液止まんなっあんっ」

壊れた蛇口のように僕のペニスからは精液が止まることなく出ていた。
イキ続けてる身体は限界で、脚を大きく開いて身体は花街くんに預けている。

「はあんっは、花街くん」
「何?」
「もっ花街くんの、挿れてぇ・・・花街くんので僕のアナル、グリグリしてほしいのぉ・・」
「はあ、もう伊波さん可愛いすぎ」

花街くんは僕の身体を反転させるとペニスを取り出した。
ぱつぱつに張り詰めたペニスは大きくて、僕はこれからの刺激に期待してまたペニスを勃起させる。

「伊波さん、今俺のペニス見て勃起させたでしょ」
「だってっ、だって・・花街くんの、おっきいしぐちゃぐちゃされるとすごいイイからっ」
「今のマジでキた・・・!」
「はうっ・・・!」

一気に奥を抉られたような刺激に身体が仰け反る。
ペニスからはまた精液が出た。

「ああっいいよお!気持ちいいんっあんっああん!もっとしてぇっ」
「そんなしたら伊波さんのペニス、また精液出なくなりますよっ」
「いいのぉっもっもっと!ふあっあん!きもちいいよおっああんっ・・あんっ!」

花街くんがガツガツ奥を抉る。
たまんなく気持ちが良くて頭が溶けてしまいそうだった。

「アァッ出るっ」
「あっあん!ふひぃっっ!」

花街くんはずるりとペニスを抜いて外で射精した。
アナルの近くに熱いものがあたる感覚がする。

「キスして?」
「ん、はあんっ」
「んんっは、気持ち、んふぅんっよかったあんっ」
「ん、いっぱい出したもんね」

後片付け大変そうなくらい出しちゃった。
ぎゅっと花街くんに抱きつけば耳元にキスをしてくれた。

「ンふふっ幸せ」
「ははっそんなに?」

耳元で囁かれた時に腰が揺れた。
ああ・・・まさか。
花街くんから離れて下を見る。
そこにはしっかり勃起した僕のペニスがあった。

「ごめんね。仮眠タイムだけど寝かしてあげらんないかも」
「ふぅ・・・。幸せだって言う伊波さんと幸せな家族と恋人達のために、俺今日は頑張らなきゃな」
「優しい花街くんっ・・・じゃあ僕のまた奥に花街くんの頂戴?」

世界中の家族と恋人達に幸せが届きますように!




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