セーラー服

「はい!安倍の負け!」
「嘘でしょ?!先輩もう一回勝負で!」
「ないなーい!」
「安倍ちゃんのイイトコ見てみたい?」
「「見てみたーい!」」
「今日の罰ゲームは?」
「「安倍ちゃんのセーラー服!きゃー!!!」」

大学のサークル棟、第二映画研究会の部室。
室内に響く大学サークルのコール。
俺は誰よりも声を張り上げました・・・!
はっ!みきちゃんがすっごい睨んでる!

先輩達とゲームをして最後に残ったのが安倍ちゃんこと幹也。
なんと罰ゲームはセーラー服を着てこの後を過ごすとかいうんですよ。
もちろんそれで帰宅するわけで。
俺の幹也なんでミニスカに太ももさらすとか冗談じゃないと思ってたんですけども最近コスプレしてくんないから妄、違う想像したらいやマジたまんなー!とか思っちゃって。
しかも帰宅一緒だもん。
・・・俺美味しいかも?!
ヤバい、デレデレしてたら更にみきちゃんに睨まれた。
助けなくてすみません。
電車で痴漢プレイとかさせてください。
後で回し蹴りフルコース覚悟の上です。
・・・はっ、ヤバい!
さすがに6年も付き合えば目だけの会話が成立してしまった!
みきちゃんドン引きしてる!

「ほら、安倍ちゃん早く着替えてこいよー」
「わかりましたよ!」
「安倍!ミニスカからトラパン見えたらノーパンでお願いします!」
「残念でした。俺ボクサーなんで」
「「ぶーぶー」」

男だらけのサークル飲み恐ろしい。
ノンケの先輩までノリノリだ・・・!

「て言うかみきちゃんが俺と付き合ってるの知ってますよね?!さすがにノーパンとかいくら先輩でも許しませんからね!」
「いや、セリーは安倍ちゃんの犬でしょ」
「セリー、お手」
「え?!しませんよ?!」
「セリーは安倍ちゃんとは違う可愛いさがあるよなあ」
「そうそう。安倍ちゃんは美人、セリーはわんわん」
「結局人以下!」

俺・・・犬だなんて・・て言うかみきちゃんも俺のこと犬って言うよな・・・。
そんな漫才繰り広げてたらセーラー服のみきちゃんが来た。

「「みきちゃあああん!」」
「うわっみんなしてキモっ!」
「安倍ちゃん!こっちおいで!先輩の膝に座って!」

チラッとこっちを見たみきちゃん。
ソッコー冷たい目に変えてそっぽを向かれてしまった。
・・・前屈みでみきちゃん叫んですみません。

「安倍ちゃんおいで!」
「先輩酒くさっ!マジ近寄んないでください」
「安倍ちゃん何飲む?ここはかわいくカシオレとかに」
「いや、ハイボール下さい」
「可愛くないっ!セーラー着ても安倍ちゃんは安倍ちゃんだな!」

先輩たちの中に座ってハイボール飲んでるみきちゃん。
そんなハイボールなんて飲んだらベロベロなるじゃないの!
お酒強くないくせに!
さっきのビールだって俺に飲ませたじゃない!
俺もお酒強くないんだよ!
ていうかベタベタベタベタベタベタ幹也に触りすぎだってんだよ・・・!
幹也も何そんな触らせちゃってんの?
俺が人前でそんな事したら顎に肘鉄するくせに・・・!

「せんぱーい、それ以上安倍に触ったら芹沢が暴れますよー」
「えー、そんなに怒るなよセリー」
「先輩、それ以上幹也触らないで下さい」

太もも撫で過ぎだろうがっ・・・!

「安倍ちゃん、セリーが怖いよー」
「うわっ、先輩!触り過ぎ!大地も顔マジ過ぎ!」

マジ過ぎだと・・・?
当たり前だろうがあああ!!!

「安倍ちゃん、セリー怒っちゃったよ」
「・・・そうですか?」
「怒るなよー!ほら、セリー見てて」
「ちょ、先ぱっ」
「安倍ちゃんのM字開脚!」
「は?!ばっな、なにして!」

ブチッ

「あーあ。俺知らない」
「りっちゃんっ!せ、セリー!そんな怒らないで、ね?」
「無理」

俺は即座に立ち上がって俺の鞄と幹也の鞄を持ち、幹也をひったくって帰った。
後のことは時生とりっちゃんに任せる。
俺は知らないっ!

「オイ、大地!離せ!そんな怒ることじゃないだろ!」
「うるさい」
「くそっふざけんな!痛いだろ!」
「うるさいうるさいうるさい!」

俺は幹也を壁に叩きつけた。
あんまり暴力は好きじゃないんだけど頭に血が上る。

「あんなことまでされて誰が怒らないでいられるもんか!」
「お前ノリノリだっただろ!」
「アレはアレ、コレはコレ!」
「ふざけ倒せボケェ!」
「がはっ」

アッパーがクリティカルヒットしてしまった。
おお・・・脳みそが揺れる・・・。

「お前俺が先輩に呼ばれて何も言わないわ終いには勃起させてただろうが!」
「不可抗力!」
「テメッ・・・そもそもコールも一番ヤレヤレだったろうがよ!」
「見たかったんだもん!」
「死ね!」
「う゛っ・・・!」

大切な部分が潰れた・・・!
コレ無くなったら幹也だって困るくせに・・・!

「・・・幹也だって先輩にいろんなとこ触らせてたじゃないの」
「なっ!アレは・・」
「アレは?何さ!足まで開かされて!俺殴るみたいに殴ればよかったじゃない!」
「お前が何も言わないからムカついたんだよ!馬鹿大地!」
「なっなん・・・」
「ホントムカつく!全部俺のせいかよ!マジ大地嫌い!」
「きらっ・・い・・・」

精神的ショックがデカ過ぎだ・・・!

「俺戻るから。律と時生いるし。・・・お前もう帰れば?」

俺はもう一度幹也を壁に叩きつける。

「痛っ!このっ」
「俺は幹也が好きだ!無理だ!嫌いとか言われても好きだもん!」
「ちょ、声でかっ」
「そら欲求に負けてコールしたしセーラー服の幹也に勃起したけども幹也を他の奴に触られて黙ってられるほど俺は温厚じゃないからね!」
「お前ホントバカだろ!」
「バカで結構!別れてなんかあげないからね!」
「誰も別れるなんて言ってないだろ!」
「・・・」
「マジ少し落ち着けよ!」

俺は深呼吸をして幹也を見る。
ははーん、なるほど。

「幹也っ!もう可愛いんだから!嫉妬してほしいならそうと言えば」
「そ、そんなことは言ってないだろ!」
「はあ・・・素直じゃないなあ、俺もう無理無理。声抑えててね」
「は?!ちょ、んんっ」

幹也の可愛いさに理性がすっ飛んだ。
スカートに手を入れて下着越しに幹也のちんこを刺激していく。
酒のせいか身体が温かい。

「うあっ、ばかっここ学校だぞっ!」
「そうだね、だから静かにね」
「家帰れば、いいだろっ」
「無理無理、保たない」
「ひっ!ばかばかっやだっふっうああ」
「あーあ、嫌々いいながらもうパンツ濡れちゃった」

ぐちぐちと音を立てて下着に染みを広げていく。
壁に背をあずけて足を震わせてる幹也が可愛い。

「先っぽ好きでしょ?もうこんなんなってるもんね」
「は、やっ・・も、むりむりっでるっ・・・でちゃ」
「出していいよ?」
「せめて、はっああんっパンツ脱がせてっ」
「それは無理」
「もっ、ばかだいちぃっ!はあっや、ひっん゛ん゛っあああああ!」

腰を震わせて射精する幹也。
腰が抜けたのかその場にへたり込む。
下着の中に手を入れればどろどろで結構な量の精液で濡れていた。

「幹也興奮してるでしょ。いっぱい出てるよ」
「さわんなあっ!んあっやだやだっ後ろ、弄るなあっ」
「好きなくせにー」

アナルに指を入れて掻き回せば腰が揺れてる。
静かな廊下には塗れた音が響く。

「幹也、シィー」
「ん゛っ」

ぐちっ・・ぐちゅぐちゅ、ぐちゅっ・・

「ん゛んっ!ウッンンン!」
「幹也の中の音だよ?」
「ウウッン!んっんんんっ」

口をふさいだ手とアナルを弄る手をどけようと必死な幹也。
足はビクビク痙攣してて、ちんこはまた勃起していた。
目には涙をためて俺を睨んでる。
ああ、すでに俺のちんこも限界なのにそんな顔されたらもうたまんない。

「ふはあっはあっ!ばかあっああん!」
「痛かったらごめんね」
「はっあ、やああん!あっはあん!あっあっひいん!」
「は、きつっ。幹也、力抜いてっ」

やっぱちょっと慣らし足りなかったか。
あんまり締められたら俺イっちゃいそうなんだけど。

「むりむりっや、そこあてんなあっ」
「っつ!マジ、締めすぎっ」
「だっだって、ううん!あっああんっ」
「っは、やっと挿った」
「うああんっやっうごくなあん!はあんっあん!」

幹也の身体を浮かして身体を小刻みに揺する。
徐々に慣れてきて奥までスムーズに挿っていく。

「はあっああんっ!」
「気持ちいい?」
「はあん、もっああっもっと・・動いてえっ足りなっ」
「うん。ちょっと体勢苦しいけどっ・・・我慢してね」
「うんっうっああん!はあっあ、ああっ・・!はげしっいん!」

幹也の身体をずらして無遠慮に腰を打ち付ける。
我慢してたから余裕なんて無かった。

「幹也っ声!」
「やっだってだってえむりっむりいん!ああっあん!」
「俺もっ、余裕ないのにっンンっ」

このままじゃ幹也が叫びそうだったのでキスで口を塞ぐ。
そういや今日はまだキスしてなかったなあ。
随分間抜けな話だ。

「ふぅっんっんん!はあっンっぅぅん!あん!」
「はっ、やばっでるっ・・・!」
「ああんっだい、ちぃっ俺もでるぅ!んんっうんんっ」
「出していいよ」

幹也のちんこを数回扱くと幹也の身体が震えた。

「ふああっでるぅっひいん!ンンンっふ、んん!」
「はっ・・・!」

さすがに中出しはヤバいと思い、ちんこをずるりと抜く。
数回扱いて幹也の腹に精液を飛ばした。

「ああ・・・せっかくのセーラー服が精液塗れになっちゃったね」
「はあっ、構うか。どーせドンキのパーティーグッズだろっ」
「それもそうか」
「ね、もう一回キスして」
「幹也、俺にココでもう一回させるつもり?」
「・・家帰ってからならシてもいい」

ヤバい、下半身にグッとキた。

「よし、タクシー呼ぼう!」
「電車でいいだろ!どんだけ急ぐんだ馬鹿!」
「え、幹也ノーパンで電車乗るの?」

幹也は自分の精液で濡れてどろどろになっている下着を見つめる。

「・・・タクシー呼んで」

俺は真っ赤になってる幹也に触れるだけのキスをして、とりあえずタクシーを呼ぶために携帯を取り出した。
5分以内に来てくんなきゃ今度は青姦しちゃいそう。



後日ドンキで新しいセーラー服を買い、それを手に先輩達にはちゃんと謝ってきました。
なぜ新しいセーラー服なのか聞かなかった先輩達は大人だと思います。



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