Torment

俺は最近、おそらく、ストーカーにあっている。
そんなもんは男も女もごめんだが、そのストーカーは男だった。
はじめは女絡みのことかと思いもしたがここ数年、彼女どころか仲の良い女もいなかった。
それどころかガールズバーもキャバクラもソープも行かない俺にそんな修羅場を迎える理由はない。
ならばなんだろうと思ったところで家につき、着替えをしていたところで気持ち悪いものを見た。
ベランダから見える俺の着替えをオカズに外でマスかいてる男がいた。
視力が良かったことをこんなにも後悔したことはない。
即座にカーテンを閉め、部屋の電気も消した。
それからというもの足音に敏感になった。
少し靴を擦る音がしたら、ソイツだ。
毎度毎度マンションの前まで付いてきて、俺の部屋の明かりがつくまでそこにいる。
もしかしたらもっと長いこといるのかもしれないが、確認なんてしていないからわからない。
そんなことが数ヶ月続き、俺は睡眠不足に悩んでいた。
放っておけばいい、なんて思っていたのだ。
どうせ何もしてこないのだから。
遠くで俺を見て、マスかいてる変態に関わりたくない。
だが、今日こそは許せなかった。
俺の態度に調子に乗ったか、ついに我慢ができなくなったか。
その男は俺と同じ電車に乗り込み、勃起したナニを俺の足へ擦り付けたのだ。
余りのことに呆然としていたのもつかの間。
今度は俺のナニを撫でた。
ここ数日、全く寝れない日が続いていたからイライラしていたのもある。
数ヶ月に及ぶストーカー行為に辟易していたのもある。
だから俺は復讐することを決めたのだ。
何事もないかのように電車を降り、少々早歩きになって自宅のマンションへ向かう。
俺の早足に合わせて追ってくるストーカーの足音を聞き、吐き気がした。
マンションの前まで来たところで、ぐるりと反転。
一瞬怯んだ男を逃がすものかと走って捕まえた。

「な、なんでっすか!」
「黙れ。ストーカー野郎」
「っ!」

喚かないように数発殴り、男を引き摺ってマンションへ向かう。
暴れ出そうとするたびに殴り、男は部屋にはいる頃にはよれよれになっていた。
俺はガムテープで乱暴に男を縛り、部屋に転がす。
邪魔なフードを取り、ストーカー野郎の顔を見た。
男の顔はおよそストーカーには見えなかった。
色素の薄い肌と髪、思っていたよりも細い首。
すごく綺麗な男だった。
下半身は異様なほど勃起しているが。

「何勃起してんの?」

虚ろな目をこちらに向けた。
ストーカー野郎ら涎でも垂らしそうなほどニヤニヤと笑った。

「だって、貴方のニオイがするんだもん」

人としてドン引きした。
余りの気持ち悪さにまた殴った。
でも男はニヤニヤと笑うのをやめない。
興奮してるのか腰を揺らす始末。
きっと、この男は俺が何をしても喜ぶのだろう。
ならば社会的に抹殺してやろうと男を裸に剥く。
ハサミで服を切り裂き、破けたガムテープは新しいものに変える。
男は裸も綺麗だった。
だが異様なほど勃起し、赤黒くなったペニスだけが気持ち悪い。
俺がスマホを取り出すと男は喚いたが何枚も写真に収めた。
縛られて勃起する姿は変態そのもので、これをホモが根城にしているようなサイトに流せばこの男は誰かに狙われるに違いない。
顔だけは綺麗なのだから、物好きにはたまらないだろう。
俺はパソコンを起動させてホモが根城にしていそうなサイトを探した。
しばらくしたらそこそこ賑わうサイトを見つけ、そこの掲示板へ飛ぶ。
俺は男を引き摺り、パソコンの画面が見える場所へ座らせた。

「こーゆーのよくわかんねぇんだけどさ、とりあえずお前の写真流してみるわ」
「なっ」
「お前、俺オカズにマスかいてたろ。じゃあ物好きな奴はお前見てマスかいてくれんじゃない?」
「そ、そんなっそんなことしたらっ」
「お前が俺にやったこととたいしてかわんねーだろ」

投稿されていた記事を参考に見よう見まねで投稿してみる。
俺の奴隷ちゃんはなんでもいうこと聞きますって書いて投稿。
男はその文章に興奮したらしいが、俺が画像を投稿すると絶叫した。
顔が見えているのだ、無理もない。
しばらくしたら掲示板にはそこそこの反応がきた。
羨ましいとかなんとか、そんな書き込みがあって、ちんこのアップが見たいと書かれていた。

「ちんこのアップだって。引くわー」
「やだっ!嫌っ」
「俺の奴隷ちゃんはなんでもいうこと聞くからさ、ちゃんと見せてあげないと」
「んっ、う!」

あー気持ち悪い。
俺の奴隷ちゃんって言葉に興奮してるらしい。
おとなしく足を開いてちんこ出して?
それで俺が喜ぶと思ってんの?
パシャリと1枚写真を取り、その醜く勃起したちんこを蹴り上げる。
痛みに悶絶してるらしい男を放置してその写真を流す。
ハァハァいいながら興奮する男を嫌悪し、カウパー漏らしてる男を一瞥する。
・・・部屋が汚れるのは嫌だ。

「う゛、嘘!待っ、待って!」

俺はカウパーを漏らすちんこにガムテープを巻き付けた。
こうすれば漏れないだろう。
掲示板には興奮するホモたちが様々に書き込みをする。
アナルが見たいと大多数が騒ぐので男を転がし、足でケツを拡げた。
アナルの写真を撮り、それも掲示板へ流す。

「人として終わりだな。ちんこどころかケツの穴まで人に見られてさ。顔もバレてるしな」
「うっうぅ・・・」
「あぁ、でもAV出てる奴等はそうか。じゃあなんてことはないのか」

じゃあ何をしたらこいつは人として終わるんだろうか。
思いつかないので掲示板へ何をさせたいか聞いてみる。
するとまぁいろいろ出てきた。
ローター詰めるとか尿道を弄り回すとかタマを蹴るとか産卵とか野菜詰めるとかフィストとか色々。
ローター詰めるのはないな。
だって持ってないから。
じゃあ尿道を弄り回すってのはどうだろう。
俺はこの男のちんことか触りたくないしな。

「・・・お前、俺が普段使ってる箸とかほしい?」
「ほしい!」

即答かよ、気持ち悪い。
俺は台所から俺が普段使っている箸を持ってくる。
男は目を輝かせてそれを見た。

「この箸、てめーのちんこに突っ込んで掻き回せたらくれてやるよ」
「やる!やるから、そのお箸頂戴っ」
「はいはい」

そして男は喜んでちんこに箸を突っ込んだ。
どこで買ったかも覚えてない、その箸ほしさに。
ちんこの穴にその箸を突っ込んでぶるぶる震えている。

「ん、お゛あ゛ぁぁ!」
「もっと早く掻き回してー。じゃないとその箸やらねーよー」
「んぎぃ、あ゛っひぃ!」
「そーそー。わー気持ち悪い」

その写真を掲示板へ。
その写真に掲示板は盛り上がり、さらに要求が飛び交う。
とりあえずタマを蹴った。
びくびくと震える姿とタマを踏む姿を写真に撮る。
タマが腫れた気がするが男は俺に踏んでもらったと喜んでいるので構わないだろう。
俺は足を綺麗にアルコールティッシュで拭いた。

「掲示板盛り上がってんなー」
「ふぎっひっ」
「あぁ、まだ尿道掻き回してたんだ。頑張れー」
「あっはふっあっ」

掲示板を見て見るとアダルトグッズや食物プレイの要望が多い。
それからスカトロ系が少し。
アダルトグッズはないし、スカトロは部屋が汚れそうだからパス。
食物っていっても俺の食料をストーカー野郎に突っ込むのもなぁ。
だってうんこ付いたら食べられない。
とりあえず冷蔵庫の中を見てみた。
焼きそばの麺にじゃがいもと人参、ビール。
あとは魚肉ソーセージとパスタの麺とチューブのニンニク。
それぐらいしかない。
仕方ないから人参を取り出した。
2本あるし、これは捨てる。
俺は男の身体を折り曲げ、アナルに人参を押し込んだ。

「ひ!あ゛っあ゛ぁ!痛いっいだい゛い゛!」
「あーあー暴れんなよ。出てくるだろ」
「うぎっぎ!」

結構奥まで挿入できた。
その写真を撮り、また掲示板へ流した。
乳首に洗濯バサミはすぐにできるから乳首に洗濯バサミを挟んだ。
人参を全部押し込むって書いてあったから全部押し込んだ。
でも全部押し込んだらアナルが締まって面白い感じではなくなった。
他に何ができるか見ていたらペットボトルって案が出た。
ペットボトルが無かったからビール瓶にすることにした。
人参が詰め込まれたアナルにビール瓶をねじ込む。
男は何やら叫んでいたが無視した。
括れている部分まで無理矢理押し込み、その写真を掲示板へ流した。
掲示板はたいそうな賑わい方だった。
ゴトリ、と音がして後ろを振り向く。
男がビール瓶を排泄した音だった。

「ご、ごめんなしゃい。も、もう、ストーカー、しないから」

どうやら男は謝罪をしているらしい。
人参とビール瓶が詰め込まれたのは痛かったからなのか。
男は人参を排泄しながらひたすら謝っていた。
でもその手には俺の箸が握られていて、何も反省していないのがわかる。
歪に開いたアナルを掲示板へ流した。

「俺の奴隷ちゃんは嘘が下手だよなぁ」
「んっ、んぅ」
「俺の奴隷ちゃんって呼ばれるだけで興奮して、手から俺の箸は離さない。挙句アナルまでパクパクさせてさ、感じてんじゃねぇよ」
「ふひぃ・・・!」
「マジで、ムカつくわ」

俺はビール瓶を手に取り、底の部分をアナルにあてた。
男が暴れないように押さえつけ、力任せにねじ込む。

「お゛お゛ぉ・・・!おひり、おひりがあ゛あ゛あ゛・・・!」

徐々にアナルへねじ込まれるビール瓶。
括れた部分まで収まると、その大きさに合わせてひしゃげたアナルが締まった。

「反省しろ」

俺は何のためらいもなく、そのビール瓶を動かした。
男の腸内を抉るように、殴るように。

「あ゛あ゛あ゛!!!あ゛っあ゛っご、ごわれっあ゛っあ゛あ゛ぁ!」
「毎日毎日毎日毎日お前に付け回されて、俺は寝れもしない。毎日毎日眠くて仕方ねぇし、イライライライライライラしてよぉ」
「がっはっあ゛あ゛!ゆうひて!ゆうひてえええ!」
「うるせぇよ!」
「あぎゃあああ゛あ゛あ゛!」

ビール瓶はぐぽぐぽと音を立てて出し入れされる。
男は尻を突き出して痙攣した。
その姿をまた掲示板へ流し、べとべとに汚れた顔も掲示板へ流した。
男の手はちんこの穴に収まる箸を握りしめ、心なしか嬉しそうな顔をしている。
本当に気持ち悪い。
俺は男に適当なTシャツとパンツを履かせた。
ビール瓶が飛び出てうまく着せられないが、そこまで裾を持ち上げたら何とかなった。
箸が刺さってるちんこは前から出した。
その写真を撮り、掲示板へ俺の家付近の住所と共に流す。
俺の奴隷ちゃんを自由に犯して下さいって書いた。
そして男をドアの外へ放り出す。

「二度と、俺の前に顔を出すな」
「は、はひぃ」
「さっさと帰れ。服とパンツと、それから箸はくれてやる」
「あっありがと、うごじゃいまひゅ」

そう言って男は帰った。
掲示板へは俺への感謝の文字が並び、近所だから行こうとか言ってるホモたちがいた。
これでよく眠れる、と俺は部屋の電気を消してベッドへ潜り込んだ。

***

翌日、昼まで寝ることができた。
天気もいいし、気分も良かった。

「良く、寝たなぁ・・・」

腹が減ったから近所のコンビニへ行こうと外へ出る。
ドアの鍵をかけていたらお隣さんが出てきた。
そして俺は息を飲む。

「あは、バレちゃったぁ」

男は俺がくれてやったTシャツを着ていた。

「あの後、少し外を歩いたの。嬉しくて眠れそうになくって。そしたら本当にあの掲示板見てた奴が来て、僕のお尻に刺さってるビール瓶掻き回したんだよ?それからおしっことかかけられたし、アナルにちんこも突っ込まれたの。でも貴方の命令だって思ったら嬉しかったんだぁ」

唖然としている俺をよそに、男はベラベラと喋る。
それから服を脱ぎ、痣だらけの裸を晒した。

「貴方に殴られたところ、痣になったの。乳首も真っ赤なの。アナルはね、まんこみたいになったんだ。びらびらができたみたいでしょ?でもね、尿道に刺したお箸は守ったの。宝物だから」

そういって見せてきたちんこには、俺の箸が刺さっていた。

「おしっこする時以外はね、そのままにしてるの。興奮するの、ものすごく」

寒気がした。
この男は何を言っているんだろう。
理解したくない。

「ねぇ、俺の奴隷ちゃんって言って?なんでもやるよ?だから、またご褒美頂戴?僕ね、ご褒美に貴方のちんこしゃぶりたいの。精液とかおしっこも飲ませて欲しいな。アナルにもちんこ突っ込んで欲しい。でも嫌ならビール瓶でもいいよ?またアナルをまんこみたいにして?」

男は俺に擦り寄り、匂いを嗅いでいた。

「ふふ。昨日そのまま寝たでしょ?汗の匂いがする。すごく興奮する」

男は俺の手を引き、自分の部屋へ招き入れた。
男の部屋は俺の写真で溢れかえり、気持ち悪かった。

「昨日はアダルトグッズがなくて物足りなかったでしょ?だからね、僕がたくさん買っておいたよ?貴方の奴隷ちゃんだからね。いい子でしょ?」

男は俺をベッドへ座らせて、俺の手にバイブを握らせる。

「たくさん可愛いがってね?」

この男は、おかしい。




※無断転載、二次配布厳禁
この小説の著作権は高橋にあり、著作権放棄をしておりません。
キリリク作品のみ、キリリク獲得者様の持ち帰りを許可しております。
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -